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いつの頃からか「Main」という言葉をカタカナで書くときメーンと表記されるのを見かけるようになりました。
最初は周りでも「変だよねー」と言っていたのに、雑誌などで「メーン」と書き始め、テレビでも、そして最近では個人のブログでもメーンと書いている人を見かけるほどになりました。
これってものすごく気持ち悪くないですか?
今日はそんなニュージーランドとか、海外生活とは関係のない話です。
日本語としてはどっちが正しいのか
実は1934年に設立された国語審議会というお堅いところが定めた「外来語表記の基準」というのがあります。
そこでは実は昔からMainはメインではなくメーンと登録されているんです。
でも、本当の発音は[mein]です。でも、日本語としてのMainは「メーン」と書くのが正しいようです。
This photo was originally taken by Alexis Carrasco
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それはきっと「Mail」を「メイル」と書かないで「メール」と書いたり、「sale」を「セイル」ではなく「セール」と書くのと同じなんでしょうね。
でも英語の発音自体は[meil]だし[seil]です。
でもメイルと書くと同じスペルMailで別の意味の「鎧」を想像してしまったり、セイルは帆を意味するSailを想像してしまうのは何ででしょう?
日本語は「エイ」を言葉で書くともちろん「エイ」でも発音は「エー」になる言葉です。
映画は「エーガ」、桑田佳祐は「クワタケースケ」、アルファベットの「A」は「エー」と発音します。だからカタカナ言葉は日本語発音を基準にして「メール」「セール」となっているようです。
ところがそれがなぜかmainはメインで正しく普及していたのを、最近誰かが変な日本語フィルターがかかった「メーン」にしようとしてるに違いありません。
でも、それって改悪ですよね。
ちなみに新しい言葉はちゃんとしたカタカナで書かれています。
例えば、セイン・カミュ(Thane Camus)はセーンカミューとは言わないし、ケイン・コスギ(Kane Kosuki)もケーン・コスギとは書かない。新しい言葉はその聞こえたとおりをカタカナにしています。
ところで、話は逸れますがケインコスギはケイン・タケシ・コスギです。「コスギタケシ」です。普通すぎる。
国際化が叫ばれる今の時代だから
これだけ世の中「国際化」と言われているのに、英語の発音が酷くて英語が苦手な日本人を余計英語の発音から遠ざけるのはいかがなものでしょう。
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今あるカタカナ語を英語の発音に近づけろ!とは言いません。
でも、見直しをするときや新しい言葉に基準を設けるのであれば、英語の発音に近いにして英語を覚えるときの変な妨げを減らしてくれたら良いなぁと思ったりします。
でも変に曲げて、英語から遠ざけるのやめて欲しいです。
まぁ今さらカタカナ語が全部英語の発音に近くなったら、それはそれで気持ち悪いですけどね。
例えばこんな感じ。
これは恥ずかしいですからねぇ。
ついでにいつも気になるのは
例えば、Breakfastをカタカナ語にすると「ブレックファースト」って書きますよね。Fast foodはファーストフードでも、どっちも「ファースト First」ではなくて「ファスト fast」なんです。
だから、英語でファーストフードと言っても「パードゥン?」です。