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天気予報を見ていて「明日の降水確率は30パーセント」とか「雨の降る確率は50パーセント」と言われると、「結局雨は降るの?傘は持っていった方が良いの?」と思いますよね。特に出かける予定があるときはハッキリしてほしいです。
そこでこの記事では降水確率50パーセントの日に雨は降るのか、降らないのか。そもそも「降水確率」とはいったい何なのか?を解説します。
降水確率とは何か
さて突然ですが問題です。
天気予報であなたのお住まいの地域が「降水確率は10%」と言われたら、雨は降ると思いますか?降らないと思いますか?
正解は「雨が降る可能性は低いけど、降ることもある」です。
降水確率というのは一定時間内に1mm以上の雨や雪が降る確率です。
つまり「降水確率10%」という天気予報が100回出たら、そのうち10回は雨が降るということです。100回に10回が雨。反対を言えば100回同じ予報が出たら90回は雨が降らないということ。
では降水確率90%は?というと同じ予報が100回出たら90回は雨が降るものの、100回に10回は雨が降らないということです。
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ありがちな「降水確率」の誤解トップ3
「降水確率」の意味を言葉の響きから想像して、間違った理解をしている人がいます。
ここではそんな誤解のなかから「ありがちな誤解トップ3」を紹介します。
誤解1:降水確率と降雨量や雨の強さは関係ない
「降水確率10%の日」と「降水確率90%の日」では、どちらがたくさん雨を降ると思いますか?
降水確率で多い誤解の1つに「降水確率が高い方が雨がたくさん降りそう」というものがあります。
確かに数字だけを見ると降水確率90%だと雨がたくさん降りそうな感じがするし、10%なら雨が降っても小雨になりそうな感じがします。
ところが降水確率と、雨や雪が降る量や霧雨や土砂降りといった雨の強さは関係ありません。
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降水確率は予報区内で一定時間内に1mm以上の雨が降る確率です。
つまり降水確率10%でも夕立みたいな雨が降って降水量としてはそれなりに多くなることもあれば、降水確率が90%でほぼずっと霧雨が降っていて降水量としては大したことないことがあります。
誤解2:降水確率と雨が降るエリアは関係ない
3つ目の問題です。例えば午後12時から午後3時までの降水確率が30パーセントの場合、3時間のあいだに何分くらい雨が降るかわかりますか?それともわかりませんか?
答えは「何分雨が降るかはわかりません」
降水確率は一定時間内に1mm以上の雨が降る確率です。「午後12時から3時までの降水確率が30パーセント」だからといって、12時から3時までの3時間の30%、54分間雨が降るという予報ではありません。
誤解3:降水確率と降るエリアの広さは関係ない
「東京都南部の降水確率は40パーセント」と聞いて、南部の該当するエリアの40%で雨が降ると勘違いする人がいます。
繰り返しにはなりますが、降水確率は予報区内で一定時間内に1mm以上の雨が降る確率です。
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まとめ:降水確率とは
最後にまとめると「降水確率とは予行区内で一定時間内に1mm以上の雨が降る確率」です。
また降水確率から雨の量や降る時間帯、雨が降るエリアを特定することもできません。