こんな時だから知っておきたいマオリ語「Kia Kaha」

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今から5年前の2011年。日本やニュージーランドで「Kia Kaha」という言葉がよく使われていました。

当時からニュージーランドのことを好きな方は、この言葉を聞くと励まされるのと同時に、あることを思い出して切ない、胸を締め付けられるような気持ちになるかもしれません。

そうです。この言葉は2011年3月に起こった東日本大震災と同じ年の2月に起こったカンタベリー地方の大地震が起こった後によく使われた言葉なんです。

実は先週の大地震のあとから再びFacebookやTwitterなどのSNSを始め、さまざまなところで「Kia Kaha」や「Kia Kaha New Zealand」といった言葉をよく見かけるようになりました。

そこで今回は今だから、こんな時代だから知っておきたい「Kia Kaha」という言葉を紹介します。

目次

Kia Kahaって何?

Kaikoura

「Kia Kaha」というのは、マオリ語で「Kia」が英語の「be」、そして「kaha」は英語で「Strong 強い」や「 Courageous 勇敢な、度胸のある」といった意味です。つまり「Be strong 強くいよう」「Be courageous 勇敢でいよう」という意味です。

日本語で一番しっくり来るのは「がんばろう」ですね。

このKia Kahaは2011年に2つの国で大地震が起こったあと、日本とニュージーランドがお互いを励ますために「KIa kaha New Zealand」や「Kia Kaha Japan」、それと「Kia Kaha Japan New Zealand いっしょにがんばろう」というスローガンがよく使われていました。

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当時、Facebookのプロフィール写真に「Kia Kaha Japan New Zealand」という言葉を入れた人が多かったので記憶にあるかたもいると思います。

再びKia Kaha New Zealandが各メディアに

そして先週起こった大地震。この大地震で再び「Kia Kaha New Zealand」という言葉がSNSやニュースなどで使われるようになりました。

https://twitter.com/kimbramusic/status/797894903866867712

このツイートをしたKimbraはニュージーランド人のシンガーソングライターで現在はアメリカで活躍しています。

2011年にGotye(ゴティエ)とコラボしてリリースした「Somebody That I Use To Know(Youtube)」は世界的に大ヒットしたので聞いたことがあるかもしれません。

またCivil Defence(防衛軍)もKia Hakaという言葉をよく使っています。

地震のときに限らず使えるいい言葉

Kia Kahaという言葉。今回のような災害が起こったときに頻繁に目にするようになりますけど、普段の生活から使っても良いと思います。

マオリ語なので、世間一般の人たちは意味がわかりません。だからこそ、仕事中のパソコンの端っこに付箋紙で「頑張ろう」という意味を込めて「Kia Kaha」と書いておくことができます。ノートとか手帳の片隅でも良いですね。

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何か自分をひと押ししてくれる言葉として、「ニュージーランド好き」にしか通じない秘密の暗号のように使うことができます。

またニュージーランドを知っている人通しなら、相手を励ますときにメールとかメッセージの文末に一言添えてみてはいかがでしょうか。

それとKia Kahaには「Be courageous 勇敢でいよう」という意味もあります。Courageousは「度胸がある」という意味でもあるので、何か「えいっ!やっちゃ!」と思い切った行動を取りたいときにも、自分へのおまじないとして使ってもいいですね。

ぜひこんな時代だからこそ「Kia Kaha」という言葉を心のなかに持ちましょう。

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この記事を書いた人

元NZ在住40代男性。大阪在住。2005年からニュージーランド15年、カナダで1年の生活を経て2022年に日本帰国。ブログ運営が仕事。

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