英語の謎。11と12だけteenが付かない理由

なんで英語では13から19までteenで終わるのに11と12だけteenが付かないんだろう?

そんなこと考えたことないですか?

だって、日本語だと「じゅう、じゅういち、じゅうに、じゅうさん、じゅうよん」とわかりやすく数字は増えていきます。
なのに英語だと「ten、eleven、twelve、thirteen、fourteen」となって11と12だけ別扱いです。

今日はそんな話です。

まず日本語の数字の仕組み

言われなくてもわかる話なんですけど、日本語の数字の仕組みを紐解いていきます。

まず0−9の数字があります。次が10。
なので11は10と1だから「じゅういち」と読むし、90は10が9個だから「きゅうじゅう」と読むわけです。それが百でも千でもずーーっと同じルールです。

これは日本人相手に説明することじゃないですね。でも一応。


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英語の場合はちょっと違う

英語の場合、日本語みたいに誰もがわかる規則的な増え方になるのは20からです。
0から9までは敢えて書きませんが、こんな感じで増えていきます。

ten
eleven
twelve
thirteen
fourteen
fifteen
sixteen
seventeen
eighteen
nineteen

雰囲気的にteenが「10」なのは雰囲気的にわかりますね。13はthird-teenを言いやすくしてthirteen、fourth-teenがfourteen、fifth-teenがfifteenとなっていきます。

でも何で11はfirst-teenでfirsteen、12はsecond-teenでseconteenにならなかったんでしょう?

計算機とかなかった時代。人は指を使ってものを数えていました。
そのとき日本語方式の10と1で11はわかります。10が9個あるから90も。

でも、英語方式だと12までが1つのまとまりにも見えますよね。指が12本あったの?みたいな。

不思議ですよね。

ドイツが鍵を握っていたと言う説

実はこのelevenとかtwelveになった理由はドイツ人が鍵を握っていたんです。

その昔、ドイツ人は指が6本あって両手を使えば1度に12まで数えることができたんです。


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というのはウソです。

もともとelevenはドイツ語、正確にはゲルマン語の11「ainlif」から来ていて、意味はone left。つまり「10から1つ余った」という意味なんです。これが古い英語でendleofanとなり、いつしかelevenと呼ばれるようになったそうです。

twelveも同じでゲルマン語で「twalif」と言われていました。これも意味はtwo left。やっぱり「10から2つ余る」という意味です。
それが古代英語ではtwelfeと言い、気がついたらtwelveになっていました。

というのが有力な説です。

12進法が便利だからという説

12進法?という人もいると思うので、簡単に説明すると12で数字をまとめて、13で数字が繰り上がる数え方です。
普段生活で使うのは10進法です。デジタルの世界だと0と1だけの2進法なんて言うのがあったり、他にも16進法なんていうのもあります。

世の中には「12」という数字がよく出てきます。
1年は12ヶ月。干支も星座占いの星座も12。1ダースは12本。

時間もある意味12が深く関わってきます。
1日は12時間が2回。1時間は12分が5回。1分は12秒が5回です。

円(球体)の360度も12度が30回です。

いろんな例を出してみて、ピン!と来た人いますか?
ダースを除いて、12進法を使っているものたちには1つの共通点があるんです。

それは「空(そら)」です。

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その昔、人間がもっと空と繋がっていた頃。
人間は太陽や月、星のそれぞれの位置からいろんなことを知ろうとしていました。天気や豊作凶作はもちろん、政治などもすべて「空=神様」から教えてもらおうとしていました。

そして太陽が出て沈んで次の太陽が出るまでを1日としたり、季節が1周するのを1年(昔1年は360日だったんです)としました。

干支や星座、暦に関わるもの全てで12進法が使われています。
そしてそのなごりとして、数えるとき12までが1つのまとまりとして扱われていたのでは?

なんて説もあります。

どれが正解か?

個人的には12進法のなごりの方がロマンチックで好きな気もします。
でも、きっと言語学的に見たらルーツを辿れるゲルマン語から来たというのが有力になるんでしょうね。

まぁ、どっちでもいいですけどね。
でも、どこかで使えるかもしれない「へーー」という話でした。

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