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つい先日、「ホットケーキのようで、でも違う「クランペット」って何?」という記事のなかで「クランペット」と「ホットケーキ」の違いを紹介しました。
実はその記事を書いたあと、現在一時帰国中でスーパーマーケットの棚に「イングリッシュマフィン」を見かけて、フッと「クランペット」と「イングリッシュマフィン」がちょっと似ているかも?と思い立ちました。
そして家に戻ってパソコンを開いてみると、読者の方でも同じことを思った方がいたので、その違いを調べてみました。
おさらい:クランペットとホットケーキって何?
ここで前回の記事のおさらいをしておきましょう。
クランペットとホットケーキの違いってなんでしょう?前回の記事を読んでくれた方や、もともとその違いを知っている人はここを飛ばして先をご覧ください。
ホットケーキって何?
「ホットケーキ」のことを知らない人はなかなかいないと思いますが、念のためホットケーキって何かを紹介します。
ホットケーキは「小麦粉」「牛乳」「砂糖」「卵」「バター、またはサラダ油」と「ベーキングパウダー」を混ぜで、フライパンで焼いたものです。
あのふわっとした感じは「ベーキングパウダー」が作っています。
クランペットって何?
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一方「クランペット」はホットケーキとほぼ同じ材料で、「ベーキングパウダー」の代わりに「イースト」を使ってパンと同じように生地を発酵させます。
パンとの大きな違いは、パンはオーブンで焼くのに対して、クランペットはフライパンで焼くことです。
イングリッシュマフィンっていったい何?
では、イングリッシュマフィンというのはいったい何なんでしょう?まずは見た目をご覧ください。
これがイングリッシュマフィンです。
気がついた方もいるかもしれませんが、マクドナルドの朝のメニューの「エッグマフィン」や「ソーセージエッグマフィン」で使われているバンズがイングリッシュマフィンです。
イングリッシュマフィンの材料
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さてイングリッシュマフィンの材料はどんなものが使われているのでしょうか。イギリス圏で有名なシェフJamie Oliverのレシピを見てみると
- 牛乳
- ドライイースト
- 砂糖
- ショートニング、またはラード
- 小麦粉
- 塩
- ポレンタ粉(使いたければ打ち粉として)
これらが材料となっていました。ほかのレシピを見るとショートニングやラードの代わりにバターを使ったり、タマゴを入れることもあります。またポレンタ粉の代わりにセモリナ粉などが使われることもあるようです。
イングリッシュマフィンの作り方
次はイングリッシュマフィンの作り方を見ていきます。細かい焼き方は「English Muffins | Bread Recipes | Jamie Oliver」をご覧いただくとして、ここではざっくりとレシピを紹介します。
- 牛乳を37度くらいまで温める
- 砂糖とイーストを牛乳に入れて溶かす
- 「2」が発酵しクリーミーになるのを待つ
- ショートニング(またはラード)を大きなボールのなかで溶かし、そこに「2」と小麦粉、塩を入れる
- 生地をこねる
- 暖かい場所に置き、2倍になるくらい発酵させる
- 成形し、2次発酵させる
- オーブンで焼く
いろいろ違いを考えてみる
作り方はパンに似ている
イングリッシュマフィンは、パンの場合ショートニングやラードを入れませんがそれ以外はパンの作り方や発酵のさせかたとほとんどかわらないんですね。
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発酵を2回したり、オーブンを使うなど「イングリッシュマフィン」のほうが手間がかかり、クランペットのほうがお手軽と言えます。とはいえ一番手間がかからないのは「ホットケーキ」です。
食感はカリ!モチッ
食感でいうと、焼き立てのイングリッシュマフィンはショートニングやラードを使っている分だけ表面がカリッとしていて、なかはモチっとします。
クランペットはもっとしっとりフワフワです。
食べ方もいろいろ違う
食べ方にも違いがあります。クランペットはジャムやはちみつ、バターなどを塗って食べることが多いです。
ところがイングリッシュマフィンはマクドナルドの朝食でもいろいろ間に挟んで食べていることからも分かる通り、様々な具を挟んだりのせて食べることが多いです。ベーコンやポーチドエッグ、さらにオランデーズソースをかけて食べたり、ピザに乗せるような具を乗せたり、美味しければ何でもありです。
調べてみると全く別物でした
ということで、クランペットとイングリッシュマフィンの違いを調べてみたところ、食材は似ていますがまったく別の食べ物でした。
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どちらも自宅で作ろうと思えば作ることができますので、お試しください。