食べ放題のバイキングって何?ビュッフェ(buffet)じゃないの?

スポンサーリンク

日本語で食べ放題のことを「バイキング」って言い方することありますよね。
最近ではビュッフェって言われることが多いと思うんですけど、一昔前は「食べ放題=バイキング」というイメージが強かったです。

英語では食べ放題はBuffetもしくはAll you can eatなんて言い方をして、ほぼ100%「バイキング」を英語にした「Viking」では通じません。

いったいなんで食べ放題を日本ではバイキングというようになったんでしょう?

バイキングは和製英語

上でもちょっと書きましたが、バイキング(viking)を英語で使ってもほぼ間違いなく通じません。

例えば「I went to a buffet last night and ate too much」と言ったら「あー食べ放題って食べ過ぎちゃうよねー」いう会話が成立します。

でもこれを間違えて「I went to a viking last night and ate too much」と言ったら、言われた人はこんな想像をしちゃうかもしれません。
skitched-20130309-203059
This photo was originally taken by Viking Festival in Catoira, Spain « Hungeree

「な、何してきたの?そもそも何を食べすぎたの…?」

ってことにだってなり得ません(大げさ)

では、なんで日本語だと食べ放題をバイキングというようになったのでしょう?

スポンサーリンク

食べ放題=バイキングになった由来

ことの始まりは1958年、昭和33年のことでした。

当時帝國ホテルの総支配人をしていた犬丸氏は、東京とコペンハーゲン・デンマーク間の飛行機が運航されることを祝ったパーティーでデンマークに訪れました。
そこの席で食べたSmörgåsbord(スモーガスボード)という自分で好きなものを取って食べることができるいわゆる食べ放題を体験することになりました。

skitched-20130309-214151
当時の帝国ホテル Wikipediaより

犬丸氏はこの方式がすごく気に入り帝國ホテルでこれを日本風にアレンジし、帝國ホテル内に「バイキングレストラン」という名前のレストランをオープンしました。

なぜバイキングにしたのか

理由は簡単です。このデンマークで体験した食べ放題の名前、覚えてますか?

覚えてないですよね。

Smörgåsbord(スモーガスボード)です。

これが大きな理由です。

スモーガスボードという言葉は今でも馴染みがないのに、今から約55年前ではもっと馴染みがありません。それじゃ誰も覚えられないと思ったんです。そこでデンマークと言えば、北欧。北欧と言えばバイキングじゃないか!ってことになりました。

しかも、たまたま当時の帝國ホテルの横にあった日比谷映画劇場で「バイキング」と言う映画が公開されていて、その中で豪快な食事シーンがあって印象的だったのも理由の1つらしいです。

結果、当時映画は150円。電車の初乗りが10円の時代に夜バイキングは1,600円という高額の値段設定にしたにもかかわらず大ヒットしました。そして「食べ放題」の代名詞として「バイキング」が使われるようになったそうです。
今、日本の電車の初乗りって150円くらいですか?それで換算したら24,000円のディナーです!豪勢ですねー

ちなみに今帝国ホテルには「インペリアルバイキング サール」というレストランがあり、一番高い土日祝のディナーで8,400円らしいです。ちょっと庶民でも頑張れば届くお値段になりました。

食べ放題の年齢は過ぎたかも

子どもの頃は「焼き肉食べ放題」って言えばテンションは、空の遙か彼方に行ってしまうほど思いっきり上がっていました。

大人になっても「寿司食べ放題」とかしばらくは楽しめたんですけど、だんだん「すごく美味しいモノをそれなりの量食べたい」に変わってきました。

でも帝国ホテルの8,400円バイキングちょっと気になります。
これが食べられるよう貯金に励みたいと思います。

こんな記事もよく読まれています

スポンサーリンク

COMMENTS