「猛暑」と「酷暑」はどっちが暑い?真夏日、夏日、激暑・炎暑などの違いまとめ

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毎年夏になると日本に限らず世界各地で記録的な暑さを記録するようになりました。

ここまで気温が上がると「地球温暖化」ではなく「地球熱帯化」なのでは?と思ってしまうほどです。

そんな暑い夏になると「9日連続猛暑日」とか「明日、関東地方は酷暑日か」といったニュースや天気予報を目にするようになります。

ところで猛暑と酷暑はどちらが暑い日なのでしょうか。
また暑さを表す言葉として「猛暑 もうしょ」「酷暑 こくしょ」以外にも「激暑 げきしょ」「炎暑 えんしょ」といった言葉がありますが、それぞれどう違うのでしょうか。

目次

日本気象協会が定めた「酷暑」「猛暑」「真夏日」「夏日」の分け方

2022年8月、日本気象協会は暑さを分類するための言葉を幾つか追加しました。その一つが今回のテーマの一つ「酷暑」です。それ以外にも「超熱帯夜」という言葉を追加しました。

新しく追加された「酷暑」を含めて、「猛暑」や「真夏日」「夏日」の違いを見てみましょう。

  • 40度以上 … 酷暑日
  • 35度以上 … 猛暑日
  • 30度以上 … 真夏日
  • 25度以上 … 夏日
    ※ すべてその日の最高気温

また最低気温が25度以上の日を「熱帯夜」といい、30度以上の日のことを「超熱帯夜」と呼ぶことになりました。

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ちなみに日本国内で最高気温が40度を超した日は統計開始した1875年から148年間で67日ありました。これだけみると「148年で67回なら2年に1日程度だから、たいしたことない」と思うかもしれません。

ところが、そうではないんです。1875年から1999年までの24年間で40度を超えた日は平均で3年に1日、日数で言うとたったの8日でした。ところが2001年から2022年までの約20年で見ると59日もあるんです。つまり1年で約3日ということになります。

※ 一つだけ注意したいのは、これらの言葉は気象庁が定義したものではなく、あくまでも「日本気象協会」が独自に付けたものです。

情報元:JWAニュース | 日本気象協会

「激暑」「炎暑」などは明確な定義がない

暑さを表す言葉は「猛暑」や「酷暑」以外にもいろいろあります。

  • 激暑 / 劇暑 げきしょ
  • 炎暑 えんしょ
  • 極暑 きょくしょ

ちなみに「酷暑」や「炎暑」「極暑」は古い物で11世紀から文献に載っていますが、正式な気象用語ではないため、具体的に「○○度以上を炎暑とする」という定義がありません。

そのため「どれが一番暑い」と比べることはできません。

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情報元:毎日ことばplus

まとめ

最後に今回の「猛暑」「酷暑」などの暑さをまとめます。

日本気象協会の定義最高気温
酷暑40度以上
猛暑35度以上
真夏日30度以上
夏日25度以上

それ以外の激暑(劇暑)、炎暑、極暑は具体的な定義がなく、どれも非常に暑いことを指します。

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この記事を書いた人

元NZ在住40代男性。大阪在住。2005年からニュージーランド15年、カナダで1年の生活を経て2022年に日本帰国。ブログ運営が仕事。

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