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今日はニュージーランドとはまったく関係ないんですけど、すごく興味深い、そして納得なお話しを紹介します。
飛行機に乗るときのX線で荷物チェックを受けますね。
そのとき、カバンのなかにノートパソコンが入っていると、カバンから出してトレイにのせなければいけません。これっていったいどうしてなのでしょう?
今日はそんな疑問を解決してくれる話がニュージーランドの新聞Stuff.co.nzに載っていたので紹介します。
空港の保安検査でパソコンをカバンから出す理由
空港の保安検査。正直すごく面倒くさいですよね。
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面倒くさいとはいっても、検査をキチンとしてテロなどを未然に防いでいるわけなので、止めてほしいなんて言えません。ぜひ続けてください。でも妙にモタモタする人が多い列に並んでしまうと、「あっちの列に並んでおけばよかった」と思ってしまいませんか?
とはいえ、身につけている金属類は全部外さないといけないし、カバンのなかに入っているパソコンも出さなければいけないし、モタモタしてしまう人の気持ちもわからないではありません。
ところで、X線で中は透けて見えるのに、どうしてノートパソコンはカバンから出さなければいけないのでしょうか。
X線を通して物を見るとき、ポイントになってくるのは、そのものの「密度」です。
ぬいぐるみや洋服といった密度が薄いものはより透けて見え、中身が詰まっているものほど透けて見えません。
だから人間のレントゲンを取ると、密度が高い骨は白くはっきり写って、その他の部分はボンヤリと写っているわけです。
ノートパソコンのバッテリーは隠れみのになる
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ここまで読んでもらって勘のいい方なら、どうしてノートパソコンをカバンから出さなければいけないかわかったかもしれませんね。
ノートパソコンに限らず、iPhoneなどのスマホやiPadなどのタブレット、それ以外にも一般的に出回っているバッテリーや電池は密度が非常に高いです。
つまりX線で中を見たとき、ほとんど透けて見えません。それを利用して、ノートパソコンのバッテリーがあるところに爆弾や刃物、麻薬などをくっつけてX線撮影をすると、その姿が映らないわけです。
だから、ノートパソコンだけトレイに出して撮影を行うんですね。
スマホやタブレットはトレイに出さなくていい?
今現在、保安検査でトレイに出すのはノートパソコンだけです。
スマホやタブレットをトレイに出さなくても良いところがほとんです。パソコンはダメでそれなりの大きさがあるタブレットがOKというのは何だか不思議ですよね。
これは2010年にアメリカの運輸保安局がiPadなどのタブレットはカバンから出す必要がないと発表したからと言われています。
それによってテロ対策やセキュリティーのチェックが厳しいアメリカでOKなら。となったという説があります。
ただし、カバンの中にいろいろな物がたくさん入った状態でタブレットやスマホをカバンの中に入れたままにしていると、「カバン開けてチェックしていいですか?」と聞かれる可能性が高いなんていう声もあります。
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なので、サッと保安検査を通りたいときは予めスマホやタブレットもカバンから出しておいて、パソコンと同じようにトレイに載せるほうが良いのかもしれません。