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今日はクリスマス・イブですね。
我が家は娘が5月に産まれて、まだ何もわからないんでしょうけど小さなクリスマスツリーを飾って、明日のクリスマスは少しだけクリスマスっぽいものを食べようと思っています。
クリスマスは日本人にとって宗教的な要素がほぼゼロなので、ハロウィンと一緒で「イベント」というイメージが強いですよね。
そのせいか、日本人はサンタクロースっていったい誰なのかなどなど意外と知らないことだらけです。
そこで今日はクリスマスやサンタクロースにまつわる意外なトリビアを紹介してきます。
01:サンタクロースの元は実在した人物
サンタクロース=キリストだと思っていた人に昔会ったことがあります。
さすがにそこまで勘違いしている人は少なくてもサンタクロースが100%架空の人物だと思っている人は多いかもしれませんね。
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実はサンタクロースのモデルは実在した人物で、4世紀のトルコにいた司祭セント・ニコラスという人です。
彼は貧しい家の煙突にコインを投げ入れたことから、サンタは煙突からやってくるというストーリーが生まれました。
またサンタクロースの名前はセント・ニコラスのオランダ語読み「Sante Klaas」が英語になってSanta Clausになったからといわれています。
ちなみに日本で最初に出版されたサンタクロースの本にで出てきたサンタの和名は「三田九郎」
なんか渋い名前でした。
02:サンタクロースは家族持ち
日本ではあまり目にしないんですけど、海外に行くとサンタクロースの奥さん「ミセス・クロース」というキャラクターを見かけます。
ミセス・クロースはサンタクロースと同じで赤と白の服を着て、年齢はサンタクロースと同じくらい、白髪に目がねをかけていることが多いです。またエプロンを着けていたり、頭にモブキャップ(Mob cap)と呼ばれる帽子を被っていることも多いです。
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サンタクロースがプレゼントを配るのが仕事なら、ミセス・クロースは妖精と一緒にクッキーを焼いたり、トナカイの世話をしたり、子どもにあげるオモチャの用意をしたりしています。
性格は非常に穏やかで辛抱強く、すごく優しいおばあちゃんとして描かれることが多いそうです。
さらに娘がいたり、緑色の服を着た妖精も一緒に住んでいるそうです。意外と大家族なのかもしれません。
03:サンタクロースのイメージはアメリカ生まれ
もともとトルコのセント・ニコラスがモデルのサンタクロースは今のような姿をしていませんでした。普通のキリスト教の司祭の格好をしていました。
今のようなイメージが固まったのは意外と最近で200年もまだ経っていません。
最初アメリカの詩人クレメント・ムーアが1823年に出した作品「A Visit from St. Nicholas 邦題サンタクロースが来た」でサンタクロースの最初のイメージを固めるきっかけを与えました。
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そのとき描かれていたのは
- サンタが乗るソリを8匹のトナカイが引いていた
- 小太りで小柄、白髪のおじいちゃんである
- 煙突から家に入り靴下の中にプレゼントを入れていく
といったものです。
そしてその後1930-1940年頃まではサンタクロースは青い服や緑の服などさまざまな色の服を着ていましたが、当時の諷刺画家Thomas Nast(トーマス・ナスト)が書いた漫画でイメージを固めることになりました。
そのイメージというのは
- 赤い服を着ている
- 北極に住んでいる
© Jim
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そうです。このイメージがコカ・コーラで自社のコーラの赤と一致したため、コカ・コーラが採用して世界的に広まることになりました。
04:プレゼントは子供向けではなかった
今でこそクリスマスは子どもたちにとって欲しいものがもらえる一大イベントになっています。ところがもともとはそういうものではありませんでした。
ローマ時代、12月17日から24日にかけて農耕の神様を祭るお祭りがあって、そこで贈り物をお互いにしあったそうです。それがいつの間にかクリスマスと融合して、25日にプレゼントを贈るようになりました。
04:クリスマスツリーはドイツ発祥
サンタクロースがトルコ発祥なら、クリスマスツリーはドイツ発祥です。
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起源を調べていくと諸説あって、書き始めるとすごいボリュームにになりそうなのでここでは紹介しません。簡単に書くともともとは古代ゲルマン民族が冬至のお祭りで使っていた樫の木に起源があるといわれています。
それがいろいろあってクリスマスと融合しました。
05:クリスマスはキリストの誕生日ではない
クリスマスをキリストの誕生日だと思っている人が多いようなんですけど(実はそう思ってました)キリストがいつ生まれたのは定かではありません。諸説あって春説、夏説、秋説といろいろあるそうです。
それよりもクリスマスは「キリストの生誕を祝う日」という扱いのようです。
そしてこの「生誕を祝う日」と「お祭り」を混ぜてローマ時代はキリスト教の布教活動で使われていました。
06:X’masとは書かない
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ときどき見かけるX’masという書き方。これは間違った書き方が日本で広まったものです。正しくはChristmasもしくはXmasです。
ちなみにXmasのXはChirstをギリシャ語で書くとΧριστοςとなることから、この頭文字を取ってXmasと書くようになったそうです。
07:サンタが引くトナカイは全部メス
サンタクロースといえば、立派な角が生えたトナカイと一緒にいますね。
多くのイラストではトナカイはオスっぽく描かれていますが、実はこのトナカイすべてメスなんです。
というのもオスは冬になると角が抜け落ちて生えていません。逆にメスは冬は角があって春から夏に抜け落ちます。
もしトナカイがオスだとしたら、トナカイは季節が反対の南半球に住んでいるのかもしれませんね。
08:英国圏では悪い子にはプレゼントの代わりに…
サンタクロースといえばプレゼントをくれる存在として子どもに大人気。
でも、もし子どもがいい子じゃない場合は石炭をプレゼントの代わりに置いていくそうです。
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「わーい!プレゼントだ!」と思ったら石炭だったとか凹みますね。ちなみにドイツでは黒いサンタクロース「クネヒト・ループレヒト」というのがいて、悪い子どもはススが入った袋で頭を叩かれるそうです。
09:クリスマスにケンタッキーを食べるのは日本だけ
1974年にケンタッキーが「クリスマスにケンタッキーを食べよう」と行ったキャンペーンが大ヒットして、それから毎「クリスマス=ケンタッキー」が定着しました。
10:クリスマスのケーキは不二家の戦略
クリスマスにケンタッキーを食べるのと同じようにクリスマスといえば、いちごがのったショートケーキを食べるイメージがありますよね。これを広めたのは1922年に不二家が行ったキャンペーンがきっかけでした。
今から約100年前からやってるってすごいですね。もうこうなると文化といっても過言ではありませんね。
クリスマスとサンタクロースは異文化の集合体
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今回色々調べてわかったことはクリスマスとサンタクロースは異文化の集合体なんですね。
サンタクロースはトルコ人の司祭セント・ニコラスがモデルで、アメリカの詩人や諷刺画家が描いた絵を吸収してコカ・コーラが世界に広めました。上では書かなかったんですけどフィンランドが本家みたいになっているのは「北極が仕事場」というところから、後付けされたものです。
さらにクリスマスはローマ時代からあり、ドイツのクリスマスツリーや、別の祭典のプレゼント交換という文化を吸収しました。
日本ではケーキやケンタッキーが定番になっていますが、各国調べていくと各国で独自のクリスマスがあるそうです。
そう考えるとクリスマスっていったい何なんでしょうね。
世界中のクリスマスを紐解いてくと面白そうですね!