[レビュー] ニュージーランド航空 スカイカウチを使ってみた

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3週間の一時帰国があっというまに終わって、まるで日本にいたのがウソみたいに感じています。
何ヶ月も前から楽しみにしていて、行くまでは「まだか、まだか」と日々思っていたのに、いざ日本に行ってしまったら、滞在期間はあっと言う間、さらに帰ってきてすでに数日が経っています。

こういうのって不思議なものですね。

ところで日本に戻るときはバシネットという赤ちゃん用ベッドを付けられる席に座ったんですけど、帰りはニュージーランド航空のスカイカウチというエコノミー席を使って帰ってきました。

そこで今日は、そんなスカイカウチがどんな感じだったのかを皆さんに紹介したいと思います。

目次

そもそもスカイカウチって何?

スカイカウチは空のSkyと、長いすとかソファーという意味があるCouchが合わさった言葉で

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ニュージーランド航空
が独自に開発したエコノミー席でありながら、フルフラットシートが使えるという画期的なものです。

ちょっとイメージがしやすいようにスカイカウチのイメージを作ってみました。

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イメージ伝わりますかね…?
スカイカウチは窓ぎわの3席連なっているところ全部を貸し切ります。それぞれの席に通常のエコノミーと違ってフットレストが付いています。

そのフットレストを座席と水平になるまで持ち上げると、そこがフルフラットのベッドのような席になるわけです。

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こんな感じですね。後ろの席をフラットにしてみました。
イラストでは肘掛けが出っぱなしになってるんですけど、席と席のあいだにある肘掛けは立てることができるので邪魔になりません。

さらに1席ずつフットレストを調節できるので、2席をフラットシートにして1席を通常通りのシートにすることもできます。

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こうすることで1人は横になって、もう1人は座りながら映画を観たりパソコンを使ったりすることができるようになります。

それとこの席に限って、フラットシートに敷くシートのようなマットや枕が2つ、それと寝た状態でも体を固定できるシートベルトが別途提供されます。写真が最後の方に載っています。

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スカイカウチ。実際使ってみてどうだった?

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今回のレビューを書く前に我が家はこんな家族構成で使いましたよ。ということを書いておきます。それを踏まえて読んでもらうと、イメージしやすいかもしれません。

僕 … 身長184cm、体重85キロくらい。つまり大型。
奥さん … 身長160cm、体重はヒミツ。普通体型。
娘 … 生後もうすぐ6ヶ月。身長66cm、体重は7.5キロくらい。ムチムチ。

まずわかったことは身長184cmの男性の場合、1人で足を折り曲げて寝るなら十分なスペースがあります。
でも、誰かとシェアするってなる場合、小さい子どもとシェアならOKでも、大人とシェアするのは相手の体型次第でけっこう厳しいかもしれません。

それとカップルで寝ている場合、個室ではないので2人で寝ている横を人が通ったりします。そういうのが気にならない人同士でないと抵抗があるかもしれません。

女性と子どもの2人ならけっこうスペースに余裕があって、ゆーーーっくりとした空の旅を過ごせるはずです。

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自分たちの場合は3席全てをフラットにして、僕が横になってしまうと娘か奥さんの寝る場所がなくなってしまったので、2席をフラットにして1席をシートにしていました。

スカイカウチの良いところ

良いところはなんといっても横になれることです。これほどありがたいことはありません。
しかも、赤ちゃん用ベッドのバシネットだと「1人にされた」と泣いてしまう子どもでも、フラットシートで一緒に寝ていたら安心です。
横に子どもを寝転がしながら、ご飯を食べることもできるのは思いのほか快適でした。

それと3席全てをフラットにしないで良いのも、いろいろなニーズに応えられる感じでよかったです。

スカイカウチのイマイチなところ

子連れの場合、おむつとか頻繁に使うものは座席の下に入れておきます。
でも、席をフラットにしてしまうと通路に一番近い席以外の座席の下から荷物を取るのはかなり大変です。

そのことに気が付かずにいつも通り、自分たちの前の席の下に荷物を入れてから、あとで「あ!これ座席の下だ…」と気が付いてフラットシートを元に戻して…を何度もやってしまいました。

まぁ、この辺は慣れれば良いことなんですけどね。でも、最初手こずりました。

気になるスカイカウチのお値段は?

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残念ながらスカイカウチは無料ではありません。席のアップグレードをする必要があります。

費用は1人で3人席を独占して使う場合は「片道8万円」往復16万円します。
これが大人子ども関係なく2人で3人席を独占する場合は、「片道4万円」します。

なので、もし往復11万円のチケットで片道だけスカイカウチにした場合、1人で3席独占した場合は19万円がシートの値段に。2人でシェアした場合はチケットが22万円(11万円x2人)と4万円で26万円になります。ひとり辺り13万円ってことですね。

1人で3席独占するのは割高に感じるかもしれませんが、1人2万円の追加で11時間の旅が一気に快適なものになるって考えたら、けっこう安いかもしれませんね。

特にオークランドから成田に飛ぶ昼間の便は普通にシートで寝れば十分でも、成田からオークランドに飛ぶ夜の便で横になって寝られるメリットは相当あります。オークランドに着いてすぐパワー全開で遊びに挑むことができますね。

こんな使い方がオススメ

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では、どんな風にスカイカウチを使うのが良いのでしょうか?
ありがちな「カップル」以外のパターンでこんなのはどうですか?というのを書いてみました。

1人でスカイカウチを使う場合

今回驚いたのが、意外と1人でスカイカウチを使っている人が多かったことです。
そういう方の多くが年配の方でした。11時間の長い旅で横になれるのはやっぱり魅力的ですよね。値段で考えてもプレミアム・エコノミーにアップグレードするよりは安く、横になって寝られることを考えたら悪くないのかもしれません。

ただしその場合、サービスはエコノミークラスのサービスになりますけどね。

子どもと一緒に使う場合

あとはお父さんかお母さんと子どもの2人もすごく良いと思います。
子どもはフラットシートだと寝やすいのはもちろん、座ってオモチャで遊んだり、絵本を読んだり、テーブルで塗り絵をしたり、比較的自由に遊ばせることができますので、イジイジしにくいです。

もし両親+子どもの場合は、スカイカウチの席と通路挟んだ席を1つ抑えておくことをオススメします。
機体の座席表で見るとこんな感じです。

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緑の席がスカイカウチで、通路を挟んだ向かい側は普通のエコノミー席です。
常に全員が同時に寝ることはできないんですけど、両親は交代で横になることができます。

この席の取り方の場合、通常の大人2人+子ども1人+スカイカウチ代4万円になります。

女性の2人旅でも有り

男性の2人旅で一緒に寝るのは…まぁ自由なんですけど狭いと思います。
でも、女性2人の旅行で、お互いが気にしないなら2人が同時に寝るスペースは十分あります。

プチアップグレードとしては最高かも

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2人で3席を使ってスカイカウチにするのは、プレミアム・エコノミーにアップグレードするほどのお金は出せないけど、片道だけでも1人2万円ずつ出してちょっぴり優雅な移動にするのはけっこう有りだと思います。

それと子連れの場合は、機内でのストレスがだいぶ緩和されるのも魅力的ですね。

今回、スカイカウチを使ってみて、こういうタイプの席は今後いろいろな航空会社で導入されて一般的なものになるんじゃないかな?と思いました。また、睡眠が機内で今まで以上にキッチリ取れることで、到着した後がだいぶ楽になるので、旅の楽しみ方も変わってくるかもしれません。

ぜひ次回、ニュージーランドに行くときは、このニュージーランド航空のスカイカウチを一度試してみてくださいね!またすでに予約している人も席の変更ができるかもしれません。興味がある方は一度問い合わせをしてみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

元NZ在住40代男性。大阪在住。2005年からニュージーランド15年、カナダで1年の生活を経て2022年に日本帰国。ブログ運営が仕事。

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