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今日は英語の迷信・ことわざとその意味について紹介します。
「一石二鳥」と「Kill two birds with one stone」という日本語と英語で意味も言葉も全く同じことわざもあれば、日本ではあまり聞き慣れない「ことわざ」や「迷信」もあります。
今回は「脚立の下をくぐるべからず」という迷信を紹介します。
ことわざのように決まった言い回しがあるわけではないので迷信ですね。
なぜ脚立の下をくぐってはいけないのでしょうか。
こんな経験をしたことがあります
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以前のホテルで働いているとき、職場でレジ上のライトの修理をしてもらっていました。
まだ営業時間中の修理だったので、レジの前に3メートル以上もある大きな脚立が置いてありました。
そこにお客さんがお会計に来たので、「レジはこっちだよ」と脚立の真下を通っていくレジの方へ来るよう声をかけた途端、今までずっとご機嫌だったお客さんが急にムッとした顔をしました。
ムッとしたまま、その大きな脚立をくぐってレジの前に。
そしてお金を払いながら「脚立(梯子)の下をくぐるのはBad Luck(縁起が悪い)だって知ってる?」と言われました。
そんな迷信全く知らなかったので、本当に悪いことをしたなと思いつつお客さんには「え?なんで?」と聞くことができず、仕事が終わったあと改めてなぜ縁起が悪い(Bad luck)のか調べてみました。
脚立(はしご)の下をくぐってはいけない理由
「脚立の下をくぐるべからず」の理由をいろいろ調べていくと、いくつかの理由がありました。
どれも「諸説ある」というレベルは出ませんが興味深いものでした。
一番現実的で納得な理由
「迷信」とかそんなレベルの話ではなくて、「現実的な理由」で納得してしまうものがありました。それは「脚立や梯子の上に作業をしている人がなにか置き忘れたら、下をくぐったときに上から落ちてきて怪我をするかもしれない」というものです。
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これは現実的で誰もが納得な理由ですね。そして2つ目からは完全に迷信的な理由です。
他にもある理由。でも迷信的
「はしごの下はものが落ちてくるから」という現実的な理由以外にも、いかにも迷信らしい理由もありました。
それは「梯子や脚立は天国へと続くもの」という考えと繋がりがあります。
梯子や脚立からは神様や天使が地上に降りてくるので、その梯子の下をくぐるのは神様や天使の邪魔をすることになり、結果縁起が悪くなるというものです。
そういえばけっこう前の映画ブルースオールマイティー(Bruce Almighty)でも、モーガン・フリーマンが神様として梯子から降りてきました。
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ちなみに、こういうの光景を「天国の梯子」とか「天使の階段」といいます。
他にもある梯子をくぐってはいけない理由
また別の説ではその昔、三角形は「生命」「命」のシンボルと考えられていました。
壁に立てかけてある梯子は、地面・壁・そして梯子で三角形を作っています。
脚立は地面と2本の梯子で同じく三角形を作っています。
そしてその命のシンボルである三角形の中を通る=命のシンボルを壊してしまうと考えられていたそうです。
迷信は迷信。なんですけどね。
この迷信はニュージーランドに限らず、英語圏や他の国でも言われる言葉です。
とはいえ、この迷信がなぜそう言われているのか?まで把握・理解している人はすくないです。
それはきっと日本で「朝、蜘蛛を殺してはいけない」とか「夜、ツメを切ってはいけない」という迷信を信じている人でも、なんでそれらをやってはいけないのか知らない人が多いのと一緒です。
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ちなみにニュージーランドではありませんが、イギリスでは今でも70%以上の人が梯子をくぐることを嫌がるそうです。
もしくぐらざるを得ない状況に陥ったら
もし「どうしても梯子をくぐらなければいけない状況」になったら、どうしましょう。
その場合はこんなことをすれば大丈夫です。
4つ足の動物を見るまで、黙って左手でクロスフィンガー(人差し指と中指をクロスさせる)をする。
ちなみにポイントは「左手」でクロスフィンガーをすることです。右手でやってはいけません。
なぜ左手なのか。なぜ四足の動物が出てくるのか。その辺は。。。迷信なので突き詰めていくのはなかなか難しいですね。
探せばいっぱいある。海外の迷信
海外の迷信って日本とは違う考え、主に宗教的なことに基づいているのですごく興味深いものがたくさんありました。
宗教が違うと文化も違ってくるので、日本人には馴染みがないことが多いかもしれません。注意されたときは素直に知らなかったことと、悪気があってやってことではないんだよ。と説明して、誤解を解くようにしましょう。
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