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今回はフッと疑問に思ったことを記事にしてみたいと思います。
「食べ放題」のことをカタカナ語にしたら、なんて言いますか?
カタカナ語といっても「タベホウダイ」という意味ではありません、もちろん。
最近では食べ放題のことを「ビュッフェ」と読んだりしますけど、一昔前までは「バイキング」と呼んでいたイメージがあります。
英語では「食べ放題」のことを「Buffet」もしくは「All you can eat」なんて言い方をして、ほぼ100%「バイキング」を英語にした「Viking」では通じません。
いったいなぜ食べ放題を日本ではバイキングというようになったんでしょう?
バイキングは和製英語
上でも少し触れましたが、「食べ放題」のことを英語で「バイキング(viking)」と言ってもほぼ間違いなく通じません。
例えば「I went to a buffet last night and ate too much」と言ったら「あー食べ放題って食べ過ぎちゃうよねー」いう会話が成立します。
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でもこれを間違えて「I went to a viking last night and ate too much」と話したら、言われた側は頭の中でこんな想像をしてしまうかもしれません。
「な、何してきたの?いったい何を食べすぎたの。。。?」
ってことにだってなりかねません(大げさ)
では、どうして日本語では「食べ放題」のことを「バイキング」というようになったのでしょう?
食べ放題=バイキングになった由来
ことの始まりは1958年、昭和33年のことです。
当時、帝國ホテルの総支配人をしていた犬丸氏は、東京とコペンハーゲン・デンマーク間の国際線が運航されることを祝ったパーティーでデンマークに訪れました。
そこの席で食べたSmörgåsbord(スモーガスボード)という自分で好きなものを取って食べることができるいわゆる食べ放題を体験することになりました。
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犬丸氏はこの方式がいたく気に入り、帝國ホテルでこれを日本風にアレンジし、帝國ホテル内に「バイキングレストラン」という名前のレストランをオープンしました。
なぜバイキングにしたのか
でも、なぜ「バイキングレストラン」なんていう名前にしたのでしょうか。
理由は簡単です。デンマークで体験した食べ放題の名前、覚えてますか?
覚えてないですよね。
Smörgåsbord(スモーガスボード)です。
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この名前が「バイキングレストラン」という名前にした大きな理由なんです。
スモーガスボードという言葉は今でもあまり馴染みがありません。
今から60年前にいたっては、名前を聞いたことがある人なんていません。そのためそのまま「スモーガスボード レストラン」にしても、お客さんが来ないと思ったわけです。
そこでデンマークといえば、北欧。北欧ということでバイキングじゃないか!ってことになりました。
しかも、たまたま当時の帝國ホテルの横にあった日比谷映画劇場で「バイキング」と言う映画が公開されていて、その中で豪快な食事シーンがあって印象的だったのも理由の1つのようです。
結果、当時映画は150円。電車の初乗りが10円の時代に夜バイキングは1,600円という高額の値段設定にしたにもかかわらず大ヒットしました。そして「食べ放題」の代名詞として「バイキング」が使われるようになったそうです。
今、東京の電車の初乗りって170円くらいですか?それで換算したら27,000円のディナーです!豪華!
ちなみに現在も帝国ホテルには「インペリアルバイキング サール」というレストランがあり、食べ放題を楽しむことができます。気になるお値段は一番値段が高い土日祝のディナーで8,700円です。
庶民でも頑張れば手が届くお値段になりました。
食べ放題の年齢は過ぎたかも
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子どもの頃は「焼き肉食べ放題」っていえばテンションは、空の遙か彼方に行ってしまうほど思いっきり上がっていました。
大人になってからも「寿司食べ放題」居酒屋の飲み放題」とかしばらくは楽しめたんですけど、年齢を重ねて最近では「すごく美味しいモノをちょっとずつ食べたい」に変わってきました。
でも帝国ホテルの8,400円バイキングちょっと気になります。
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