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最近日本では「グラノーラ」という朝食が流行っているらしいですね。
この前も日本経済新聞でおなかスッキリ腹持ちアップ 人気急上昇の「グラノーラ」という記事が取り上げられていたり、ネットでときどき目にしていました。
ニュージーランドだと一般的な朝食の1つにミューズリーというのがあります。
日本にももちろんあります。でも誰もが知ってる定番朝ご飯という感じではありませんよね。
そんなグラノーラとミューズリー。
いったい何が違うんでしょう?ちょっと調べてみました。
見た目で比べてみる
This photo was originally taken by Fiona Moore
これがミューズリー
This photo was originally taken by Nutty Pomagranate Granola | Flickr – Photo Sharing!
そしてこれがグラノーラ
見た感じあまり違いがわかりません。
主な具を比べてみる
では、主な具で違いがあるのか比べてみましょう。
まずミューズリーは
- エン麦(オーツ麦)と中心とした穀物
- ドライフルーツ
- ナッツ類
- 種子類
あとは商品によって少しずつ違ったものが入っています。
ではグラノーラはと言うと
- エン麦(オーツ麦)と中心とした穀物
- ドライフルーツ
- ナッツ類
- 種子類
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こちらも商品によってさまざまなものが入っています。
ということでほとんど同じなんです。
生い立ちの違い
この2つ、発祥の地が全然違うところにあるんです。
先に生まれたのはミューズリーでした。
1900年頃スイスの栄養学者Bircher-Bennerが作り出しました。今でこそ朝食の定番みたいになっていますが、当時は軽い夕食用として考案されました。
そしてグラノーラ。
こちらは19世紀後半のアメリカ、Dr James Jacksonという人がGranula(グラヌラ)という名前で最初作り出しました。それをあのシリアルで有名なケロッグ社が「Granola グラノーラ」という名前で発売して、そちらが名称として固定したようです。
ということは発祥の違い?
そうじゃないんです。決定的な違いがあるんです。
グラノーラとミューズリーの決定的な違い
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材料も見た目もほぼ同じのグラノーラとミューズリー。
「本来の」決定的な違いは調理するかしないかなんです。
ミューズリーは本来、「調理しない」エン麦などの穀物やナッツ、ドライフルーツを混ぜ合わせたもののことをいいます。
混ぜ合わせる際も砂糖などは入れないか、もしくは入れても少しだけです。
This photo was originally taken by Theresa
一方グラノーラは穀物などをハチミツや黒砂糖、植物油と一緒に混ぜて、オーブンでカリカリになるまで焼きます。
そこにドライフルーツやナッツを混ぜて完成させます。
そのためグラノーラの方がカロリーはかなり高く(2倍くらいある)、ハチミツなどを入れてオーブンで焼くので風味があったり、カリカリしていて食べやすいのが特徴です。
そしてオーブンから出ると溶けたハチミツや砂糖が固まって、棒状にもできるので携帯性がよく、ピクニックやトレッキングに行くときの携帯食としても重宝されています。
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ところが最近のミューズリーはあの若干生っぽい感じが嫌いな人向けなのかわかりませんが、ローストしたカリカリタイプもあって、境目がわかりにくくなっています。ただそれでもハチミツや黒砂糖などは入れない分、糖分が少なくカロリーも抑えめです。
グラノーラとミューズリーの違いまとめ
カロリーを抑えて食物繊維とかミネラル、抗酸化物質をバランス良く取りたいならミューズリー。糖分もしっかり取りたい場合はグラノーラが良いみたいですよ。
どちらも慣れないと抵抗あるかもしれませんけど、慣れるとけっこう美味しいので皆さんお試しあれ!