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この記事では「覚える」「憶える」という2つの「おぼえる」の違いと使い分けを紹介します。
目次
「覚える」の意味と使い方
まず三省堂の大辞林で「覚える」という言葉の意味を調べてみました。
- 記憶する
- 習得する
- 〜と感じる
「記憶する」や「習得する」はイメージしやすいと思います。
「あの日のことは今でも覚えています」「歴史の年表を覚えた」といった使い方や、「自転車の乗り方を覚えたのは5歳のときです」といった使い方がされますね。
3番の「〜と感じる」というは、「鋭い痛みを覚えた」「心の安らぎを覚えた」といった使い方です。
「憶える」の意味と使い方
「憶える」は「覚える」と違い意味は1つしかありません。
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それは「記憶する」です。「習得する」や「〜と感じる」といった意味はありません。
- 徹夜で化学式を憶えた
- 人の顔を憶えるのが苦手です
ちなみに「憶」という漢字は常用漢字表に「オク」という読みしかないため、「憶える」は公用文で使うことができません。また辞書によっては載っていないこともあります。
まとめ:「覚える」「憶える」の使い分け
2つの漢字の使い分けはとてもシンプルです。
基本的に「覚える」を使っておけば間違いではありません。ただ意図的に「記憶する」という意味を読者の人に伝えたい時だけ「憶える」という漢字を使いましょう。