「覚える」「憶える」の意味の違い・使い分け

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この記事では「覚える」「憶える」という2つの「おぼえる」の違いと使い分けを紹介します。

目次

「覚える」の意味と使い方

まず三省堂の大辞林で「覚える」という言葉の意味を調べてみました。

  1. 記憶する
  2. 習得する
  3. 〜と感じる

「記憶する」や「習得する」はイメージしやすいと思います。

「あの日のことは今でも覚えています」「歴史の年表を覚えた」といった使い方や、「自転車の乗り方を覚えたのは5歳のときです」といった使い方がされますね。

3番の「〜と感じる」というは、「鋭い痛みを覚えた」「心の安らぎを覚えた」といった使い方です。

「憶える」の意味と使い方

「憶える」は「覚える」と違い意味は1つしかありません。

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それは「記憶する」です。「習得する」や「〜と感じる」といった意味はありません。

  • 徹夜で化学式を憶えた
  • 人の顔を憶えるのが苦手です

ちなみに「憶」という漢字は常用漢字表に「オク」という読みしかないため、「憶える」は公用文で使うことができません。また辞書によっては載っていないこともあります。

まとめ:「覚える」「憶える」の使い分け

2つの漢字の使い分けはとてもシンプルです。

基本的に「覚える」を使っておけば間違いではありません。ただ意図的に「記憶する」という意味を読者の人に伝えたい時だけ「憶える」という漢字を使いましょう。

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この記事を書いた人

元NZ在住40代男性。大阪在住。2005年からニュージーランド15年、カナダで1年の生活を経て2022年に日本帰国。ブログ運営が仕事。

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