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日本を英語で表記するときはJapanが一般的でそれ以外はあまり目にすることがありません。
ところがアメリカはどうでしょう?America、US、USA、さらにピリオドが入ったU.SやU.S.A、他にもThe United States of Americaなんていう名前もあります。
これらの違いって何なんでしょう。そもそも違いや使い分けはあるのでしょうか。
今回はそんな違いを解説していきます。
Americaは国名ではなく大陸の名前
まず初めに「America」とはいったい何?という話から。
Americaというのは本来、大陸の名前を表しています。
日本語でも「北米」「中南米」なんて言い方しますね。この「米」はAmericaなので、これらを足したエリア全てがAmericaになります。
北米の国と地域は「アメリカ合衆国」「カナダ」の2カ国で、中南米は「メキシコ」や「チリ」などを含む33カ国が含まます。
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そのため「America」だけを国名として使うことはあまりないようです。
また大陸として「America」を単体で使うことはあまりなく、上でも触れた北米・北アメリカとしてのNorth Americaや、南米・南アメリカ South America、さらに中央アメリカはCentral Americaと呼ばれます。
他にも英語圏以外のラテン語系(スペイン語・ポルトガル語)を使う国々をラテンアメリカ Latin Americaと読んだりします。
とはいえ、日本人が英語圏の人と話すときに「I want to go to America」と言っても相手は「アメリカ合衆国に行きたい」と理解してくれます。なので「絶対使っちゃダメ!」という話ではありません。
アメリカ人はAmerican
Americaは大陸や広い範囲での地域で使われると書いたばかりなのですが、アメリカ人という意味では「American」が使われます。
それ以外の言葉を使って「アメリカ人」を表すことはありません。
正式名称はthe United States of America
次は「the United States of America」について。
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The United States of Americaはアメリカの正式名称です。The United States of Americaを日常会話で耳にすることはないかもしれません。
それは日本語で「アメリカ合衆国」「中華人民共和国」「グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国」と言わないのと同じです。
アメリカを英語で言うとき実際に使われるのは
ここまで読んでいただいてわかるとおり、Americaやthe United States of Americaは「アメリカ」といいたいとき、あまり使われないことがわかりました。
では英語圏の人たちは「アメリカ」のことをどういうのかというと以下の4つです。
- the United States
- the States
- the US / the U.S.
- the USA / the U.S.A.
この辺の微妙なニュアンスの違いについては英語のネイティブ、さらにアメリカ人なのか、イギリス人なのか、まったく別の国の英語がネイティブの人なのか?によって変わってきます。
そのため英語が母国語ではない僕は言及しません。
厳密なことを日本語で知りたい場合は、いろいろ情報はありますが、それらもほとんどが「ネイティブの意見ではないことが多い」ということは頭の片隅に入れておきましょう。
僕が言えることは英語がネイティブではない日本人、しかも僕みたいに英語をたどたどしく話している人に対して、これら4つを使い間違えて激しく指摘する人はいないということです。
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とりあえず「America」を国名として使わず、自分が言いやすい・聞き馴染みあるものを使っておけばOKです。