[既婚者・カップル必読] 夫が妻の考えにすべて「いいよ」と答えたらどうなる?

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今回の記事はニュージーランドのオークランド大学(University of Auckland)で行われた実験が非常に興味深いものだったので紹介したいと思います。

記事のタイトルでは既婚者やカップル必見!と書きましたが、今は結婚してなかったり、今は付き合っている人がいない人も今後のためにぜひ読んでおいて損はない話だと思います。

夫がすべて「いいよ」としか答えなかったら

先日、オークランド大学の研究チームが行った実験がBritish Medical Journalに掲載されました。

その実験というのは、複数の夫婦に対して「夫婦間の幸福度を調査したい」という名目でまず集まってもらい、旦那と奥さんを別々の部屋でそれぞれに実験の趣旨を説明をします。

奥さんに伝えられるのは「夫婦の幸福度を定期的に知りたいから、10段階で10を満点とした場合の幸福度を教えて欲しい」とだけです。

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© Mark Totten

そして旦那には幾つかの指示が出されました。それは

  1. 奥さんの考えにすべて同意して100%やりたいようにさせる
  2. 納得いかないことでも文句を言わない

というものでした。

つまり、この実験の期間の間、奥さんは自分のやりたいように何でもできて、旦那はとにかくその考えに従って行動していくわけです。

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実験前のお互いの幸福度は、旦那が7、奥さんは8でした。合計のスコアは15と言うことですね。

もし、この実験で旦那が奥さんの言うことに100%従っていくことで、夫婦間の幸福度が結果として上がれば、それはすごい発見になるのでは?というのが研究者たちの期待するところでした。

さて実験はどのような結果になったのでしょう。

思った以上の結果が出る

実験をスタートして12日目。2週間も経たないある日、実験は予定していた期間に達する前に中止という判断が下されました。

というのは、旦那にかかる負荷が多すぎて夫婦関係の崩壊にすらなりかねない状態にまで陥りました。

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© Giulio Nesi

理由はまず「すべてYesと言い続けなければいけないという旦那の精神的な負荷」でした。
そりゃそうだ。という感じですよね。自分がもし同じ状況だったら、それが例え誰であっても相当なストレスです。「Yesとしか言えない」のは自己がなくなったようなものです。

もう1つの理由は「奥さんの過激化」です。
奥さんは自分の意見に異議を唱えない旦那に対して、ドンドン自分の要求を出してきます。1つ叶えば次の希望。それが叶えばその次の希望とキリがありません。
それがたった12日間でも、ドンドン過激化していったそうです。

そして12日目に実験は急きょ終了となりました。

12日経って再びお互いの幸福度を調べたところ7だった旦那の幸福度は3と急降下。
そしてワガママ放題やり放題で相当楽しんだはずの奥さんの満足度は8からたった0.5しか上がらない8.5でした。

つまり、今回の実験は実験前の合計点が15ポイントだったのに対して、実験を終えたあとは「旦那3、妻8.5」の11.5ポイントと3.5ポイント下がる結果となりました。
つまり、夫婦のどちらかが自己を完全に殺してもお互いの幸福度が上がるわけではないと言うことがわかりました。

お互い話し合うことが大切なのかもしれません

この実験で、もし旦那の幸福度が1ポイント下がった6くらいで落ち着いて、奥さんの幸福度が10になるなら、総合的な幸福度は上がったことになります。
夫婦によっては「多少の我慢で2人の総合的な幸福度が上がるならOK」と思えるかもしれません。

ところが旦那のポイントは急降下、奥さんのポイントは微増です。
何かが叶えば次を求め、それが叶ったら次とドンドン強欲になっていくだけで100%幸せになんてなれないんでしょうね。

もちろんこの実験はすごく極端なものです。それに全員が破綻したワケではないと思います。
男女の組み合わせが役割が違ったら、違うかもしれませんし。

ただ実験で極端な例をやってみたことで見えたこともあります。

それは「夫婦やカップルは一方向のコミュニケーションでは成り立たない」ということです。

片方の希望ばかりを通すのではなく、お互いが話し合ってお互いが合意した着地点を見つける必要があるんですね。
もしかしたらお互いが合意することよりも、いろいろ話し合ってお互い理解し合ったり、お互いがお互いを譲り合うなど「お互いを思う言動」が一番大切なのかもしれませんね。

こういうのって人それぞれ、100組いれば答えは100通りなので一概には何が正解なんてないんでしょうけど、カップルや夫婦だけでなく、職場の同僚や上司、もっと広いところで言えば国同士の関係も同じなんだと思います。

お互いの良いバランスの所を見極めて、いい感じに生きていけたらいいなーと思いました。

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