ニュージーランドの最高峰マウントクックが縮む!?

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今日は「え?そんなことってあるの?」というお話しです。

ニュージーランドで一番高い山と言えば、南島のほぼ中心地にあるマウントクック(Mt. Cook)マオリ語の名前をAorakiと言います。ちなみにAorakiと言うのはマオリ語でAoが雲、Rakiは頂きとか峰、つまり「雲にそびえ立つ峰」という意味です。

今までこのマウントクックは3,754メートルと言われていました。

ところが最近の調査で今まで言われていたものより30メートルも低い3,724メートルだと言うことがわかったそうです。

30メートルも何で縮んでしまったのでしょうか?

約130年で40メートル小さくなっている

最初にマウントクックの高さの制定は、1881年と1889年の2回の調査の結果を元にされました。
この時の高さは3,764メートルでした。

つまり、最近まで言われていた3,754メートルよりもさらに10メートル高かったんです。

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ところが1991年12月14日にマウントクックの頂上部分で1,000万立方メートルにも及ぶ大規模な滑落があり、結果として10メートル頂上が小さくなってしまいました。

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そこで1991年に1881年と1889年の調査結果から10メートル差し引いた「3,754メートル」をマウントクックの高さとして、改めて制定しました。

そして、1991年から22年経った2013年の調査でわかったのは、それよりもさらに30メートル低い3,724メートルだったことがわかりました。

いったい何でそんなことになったのでしょう?

そもそも最初の調査で、正確な数値を出せていなかったのでしょうか。それとも本当に縮んでいるのでしょうか。

20年で30メートルも縮んだわけ

まず始めに、1881年と1889年の調査が正しかったのかどうかなんですけど、これは間違っていなかったようです。

そして1991年の大滑落のときの3,754メートルも多少の誤差はあったとしても、ほぼ間違いはなかったそうです。

ということはやっぱり1991年から2013年の22年間で30メートルもマウントクックは背が低くなってしまったということになります。

単純計算すると、1年で1メートルと30センチちょっとのペースでマウントクックは小さくなっていることになりますね。

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その大きな原因は「バランスの崩れ」と考えられているそうです。

まず一番わかりやすいバランスの崩れは大滑落によって山頂付近のバランスが大きく崩れてしまいました。

そしてそれを後押しするバランスの崩れが滑落が起こったことでむき出しになった山肌が、地表よりも脆いため雨や風によってどんどん浸食されていくバランスの崩れ。

最後のバランスの崩れは、温暖化によって山頂の雪が日々溶けることで、今まで「氷と岩」でバランスが取れていたものが、雪がなくなっていくことでバランスを崩していっているそうです。

今でもマウントクックはニュージーランドで一番高い山であることには変わりがありません。2番目は標高3,497メートルのマウント タズマンです。

こんなところでも異常気象の影響

ニュージーランドの2013年冬は、観測史上一番暖かい冬だったそうです。
ここ数年は今までの「西岸海洋性気候」から「地中海性気候」に変わって、気温が暖かく雨が少ない気候へと変わってきているそうです。

日本も最近、ゲリラ降雨が来たり東南アジアのような「亜熱帯気候」に変わりつつあるなんて話を聞きます。

それが山の高さだけでなく、湖の大きさなどありとあらゆる環境を変えていくのかと思うと怖いですね。

100年後200年後の地球は今とはまったく違う顔をしているのかもしれません。

その姿を見てみたいような見たくないような不思議な気持ちです。

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