まずいワインを美味しくさせる方法

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「今日はワインを飲むぞ♪」と楽しみにして飲んでみたら、「うわ…美味しくない…」ってなったことありませんか?

まずいワインはもちろんその飲む人の味の好みだと思います。
でも、お店で試飲はできないのでボトルを開けなければ味はわからないし、当たり外れがあるのはしょうがないですよね。

でも、それを我慢して飲むのも罰ゲームみたいだし、せっかく買ったのに料理酒として使うのはもったいないです。

そこでそんなまずいワインを美味しく変える幾つかの方法を紹介してみたいと思います。

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目次

温度を変えてみる

例えば皆さん経験あると思います。
焼き肉を食べに行って、最初のキンキンに冷えたビールってすごく美味しいですよね。「プハーー」っと飲んで、喉ごし爽快です。
ところが、鉄板の横にずっといた最後のビールを飲むと温まってさっきまで「喉ごしプハー」だったビールが全然のどを通りません。

ワインも同じなんですね。それぞれのワインに適温があります。

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赤ワインの温度
赤ワインの場合、一般的に16-18度が適温とされています。
「赤は室温が良い」なんて言いますけど、真夏の暑い日の室温は30度くらいかもしれません。そんな生ぬるいワイン飲んでも美味しいわけがありません。

軽めの赤ワインはもう少し冷やして14-16度くらい。ニュージーランドで人気がけっこうある若い赤ワインはもっと冷やして10度から14度が良いなんて言われます。

白ワインの温度
白ワインの場合、「冷蔵庫で冷やして」なんて言いますけど、ただ冷やしたらいいわけではありません。

酸味が強い白ワインの場合、主に6-10度くらいが良いそうです。
冷やすと酸味は抑えられるので、酸味が苦手な場合はもっと冷やしても良いのかもしれませんね。
また甘口の白ワインの場合はそれよりさらに冷やして4-6度と良いと言われています。
デザートワインとかだとかなり冷やしてるお店も2度とか凍るギリギリのところもありますね。これはコーラとかアイスクリームが冷たくて美味しいけど、ぬるいとマズいのと同じです。

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© MarkSW

細かい温度なんて知るか!
でも、その温度通りにしても「自分の口には合わない」なんてことだってあります。

それに正直な話、普通に家でワインを飲むのに「よし6度になった!飲み頃だ!」なんてやってたら疲れちゃいます。

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結局は「自分の口に合うか」なんです。

例えば自分個人的には赤ワインのPinot Noir(ピノ・ノワール)は冷やして飲むのがけっこう好きです。
最初は常温で飲んで、次の日は冷蔵庫で冷やして飲んだりします。常温の「赤ワイン!」という感じも美味しいんですけど、キリッと冷えたときの感じも好きです。

またChardonnay(シャルドネ)は白ワインなので、冷やしてしまう人も多いんですけど料理と一緒に飲むときは冷やしません。冷やすと樽熟成の風味が弱くなってしまうんです。
でも、夜の晩酌では冷やして飲んだりします。
シャルドネはお店でも「冷やしたのをお持ちしますか?それとも常温(Room temperature)のものをお持ちしますか?」と聞かれるところがあります。

冷やしてダメなら常温かもっと冷やしてみて、常温がダメなら冷やしてみると、味の雰囲気は大きく変わってくると思います。
いろいろ試してみましょう。

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空気に触れさせてみる

温度で味を変えてみるのは、後戻りできますが、この「空気に触れさせる」はやり方によっては後戻りできませんのでご注意を。

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と言うのは、空気に触れて酸化させることで若いワインとかは熟成が進んで美味しくなることがあります。ただ逆にキチンと熟成されているものはマズくなったり、酸っぱいワインはもっと酸っぱくなったりする場合があります。

なので、試しにワイングラスに注いで思いっきりクルクルしてみましょう。
そうすることで熟成を促進させることができます。

それで美味しくなったら、デキャンタとかあれば、デキャンタに残りのワインを注いで空気に触れさせてみましょう。

「うちにはデキャンタなんて洒落たものはない!」という方。はい、うちと一緒です。
ボトルのフタをして思いっきり振ってみましょう。

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泡が立っても構いません。少し乱暴でワインを作っている人には怒られそうな方法なんですけど、空気に触れることで思いっきり酸化して風味は変わります。

邪道と言わず混ぜてみる

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最後は邪道かもしれないけど、意外と効果があるかもしれない方法です。

それはワイン通しを混ぜてみる方法です。
「え!そんなの邪道というか、有りなの?」って思いますよね。自分も最初そう思いました。
でも、以前ワインに詳しい職場の人が「販売されてるカベルネ・メルローはワイナリーが混ぜて売ってるものだし、自分たちが混ぜても良いと思う」と言っていたのを聞いて「なるほどね」と思いました。

酸味が強いワインに甘味が強いワインを足してみたり、混ぜることで生まれる新しい美味しさがあるかもしれません。

失敗したら得も言われぬマズさを体験するかもしれませんけどね…。

それ以外にもジュースと割ったりするワインベースのカクテルに変えてしまうのも有りですね。

いろいろ試してみましょう

せっかく買ったワイン。
「あ、外れだ」と思ってすぐに捨てたり、料理酒にしたりしないで、理科の実験くらいのつもりで「温度を変えたり」「空気に触れさせたり」「混ぜてみたり」して自分好みのワインに変えてみましょう。

それでもマズかったら、そのとき料理酒にすれば良いんですから。

他にも「まずいワインを美味しく飲む方法」があれば教えてもらえると嬉しいです。

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この記事を書いた人

元NZ在住40代男性。大阪在住。2005年からニュージーランド15年、カナダで1年の生活を経て2022年に日本帰国。ブログ運営が仕事。

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