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日本人が英語をしゃべるとき大きな壁になる幾つかの発音があります。
それらの日本語にはない発音のせいで、自分たち日本人がいかに英語で苦戦を強いられていることか。
この「発音できない音たち」で語り始めたら、アラビアンナイト(千一夜物語)になってしまうのでは?と言うほど言いたいことある人多いと思います。
以前うちにいたニュージーランド人のおばちゃんスタッフにはYou never pronounce it right(あなたは一生正しく発音できないわ)的なことを言われました。
そんなことをもし外国人に言われたときは「じゃあ、りゃりゅりょって言ってごらん?」と言って発音させてみて下さい。面白いことになります。
今日はそんなやられたらやり返す10倍返しだ!(ちょっと古い)なお話しです。
日本人が苦手な発音たち
敢えて書くことでもないんですけど、日本人が苦手な発音っていろいろありますよね。
誰もがすぐに思い付くRとLの発音。それとTH。
あと下唇を噛むFやVと噛まないHとB。この辺りもよく言われるやつですよね。
なので、veryとberry、bellyあとbarelyあたりも全部ベリーになってしまいます。
あと意外と言えないのがWとかWHの発音も日本人は苦手です。
WHはWhat timeを「ファッタイム」Whichを「フィッチ」とwhenを「フェン」となっちゃうわけです。
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あとごっちゃになるSee sheですかね。
学校でやらされませんでしたか?She sells seashell by the seashoreって。
もうこういうの今でもわかっていても苦手です…。
これらは日本語にはない発音だから、なかなか言えないんです。
これは自分たちが悪いとかではなくて、日本語と英語が違いすぎるのがいけないんです。
これと同じことが英語圏の人にも言えるんです。
りゃりゅりょが言えない英語圏の人たち
日本人にとって当たり前に言える「りゃりゅりょ」なんですけど、英語圏の人に言わせると8割とか9割の人が発音できません。
「りゃ」は普段の会話で出てこなかったので試したことありませんが、例えば以前「How do you say DRAGON in Japanese」と聞かれたので「龍だよ」と教えたら、「龍」とまったく発音できませんでした。
たいだいの人は「るー」とか「うぅ」としか言えません。
それどころか「りゅう」と「るー」の区別すら付いていません。「え?同じじゃん」と言われたことが何度もあります。
また「りょ」は大工とかの工具を出してるリョービ(RYOBI)という会社がニュージーランドにもあるんですけど、CMなどでは「ライオビ」と発音されています。
これは「りょ」の発音がないのと、「RYOBI」の発音が英語ルールに則って発音されているからなんですね。
え?リョービ?という方のために。
グリップのところのロゴに見覚えありませんか?
ちなみに「りょ」は英語圏の人に言わせると「ろー」みたいに言います。
なんでRYOBIはライオビ?
まずアメリカ版なんですけど、リョービのCMを見てもらうとわかると思います。
アメリカでは「リオビ」なんですけど、ニュージーランドはキウィ訛りが強くて「ライオビ」になっています。本当はニュージーランド版のCMを紹介したかったんですけど、見つけられませんでした。
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では、なんでそんなことになるかというと、日本人にとって「RYOBI」と書いてあれば”RYO”と”BI”と必ず「子音+母音」で切って「リョビ」と読みます。
ところが英語圏の人はそうではありません。”RY”と”OBI”で切るんです。
それはそもそもRYOという発音がないのと、RYを「rai」とか「ri」と発音するからなんです。ライ麦のRyeは発音は「rai」ですし、veryのryはは「ri」ですもんね。
なのでニュージーランドではRyobiはライオビなんですね。
相互理解の良い例として使いましょう
「やられたら10倍返しだ」だなんて、やり返す根性ではなくて英語圏の人に「りゃりゅりょ」の発音をさせて「ね?あなただって言えない発音あるでしょ?日本人にはRとLとか発音しにくい発音がいっぱいあるんだよ」とお互いわかり合うための例として使ってみてください。
でも、時々上手に「りゃりゅりょ」を言える人もいるので、そうなるとなすすべもありません。
発音練習頑張るしかないですね。
えー、最後に。
なんか古いネタ降りでスミマセンでした。
ニュージーランドと日本の時差の関係で日本の流行りものが遅れて届いています。