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ニュージーランドに渡ってきて初めて年末年始を過ごしたとき、年末年始のあいさつですごく違和感があって戸惑ったことを毎年今の時期になると思い出します。
今ではさすがに何年も住んでいるので、さすがに戸惑いはなくなりました。
でも、なんて言うんでしょう、なんとなく今でも日本人としては違和感が抜けません。
今日はそんな英語と日本語で違う年末年始のご挨拶についてです。
日本での年末年始のご挨拶
日本でのあいさつをいろんなシチュエーションごとにどんな風に挨拶するか書き出してみます。
まず、12月も末になって仕事納めの日は「お先に失礼します」とかではなく「良いお年を」と言って仕事を終えますよね。
仕事場以外でもその年、その人に会うのが最後なら「良いお年を」と言ったりします。
そして、年が明けて最初に会ったときには「明けましておめでとうございます」とか「あけおめ」ですね。
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それとついでにクリスマス。
「メリークリスマス」というのは12月24日か12月25日だけのかなり期間限定な挨拶として使われています。
23日にメリークリスマス!なんて言ったらフライングした感じ満点になります。
まぁ、この辺は敢えて日本人に説明するほどのことではありませんよね。
英語圏での年末年始のご挨拶
そもそもの話をすると過去の自分を含めた日本人の多くは「明けましておめでとう」の英語訳を「Happy New Year」と教わっています。
ところが英語圏ではHappy New YearはもちろんMerry Christmasは年が明ける前、なんだったら12月のあたまから人との別れ際には「Happy New Year and Merry Christmas!」みたいな感じで使われています。
意味合い的にはHappy New Yearは「明けましておめでとう」より「良いお年を」という意味の方が近いように思えます。
Merry Christmasも同じで「よいクリスマスを」と言う意味としても使われて、当日は「クリスマスおめでとう」と言うニュアンスで使われます。
それを知らないと「え!まだ年が明けてないしクリスマスも来てないのにHappy New Year and Merry Christmas」ってどういうこと!?」ってなってしまいます。
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そして「Happy New Year」がもっとも使われるのは1月1日が来た瞬間です。
1月1日の朝にはHappy New Yearはもう若干遅くあまり使われません。その代わりDid you have a good new year?とかHow was your new year?みたいな言い方に変わってしまうんです。
なので、最近は今年最後に会う人たちには「Merry Christmas and Happy new year!」みたいな感じで最後あいさつをしています。
Merry Christmasは相手を選んで
ちなみにMerry Christmasはキリストの誕生を祝う意味合いもあるので、キリスト教徒でない人には言わない方が良いなんて言う考え方があります。
仏教やイスラム教などを信じている人にとってはキリストの誕生は祝うことじゃないからですね。
そして、明らかにキリスト教じゃない人たちには別の言い方があります。
それは「Happy Holidays!」です。
個人的には「どっちでもいいなぁ」という感じなんですけど、その辺も上手に使い分けられると良いのかもしれません。
言葉が違えば文化も違うので、その辺海外に行けば多少「郷に入れば郷に従う」とう言葉通りにして、その国の文化を肌で感じながら学んで行くのが楽しいと思います。