4人に1人の子どもが貧困状態 in ニュージーランド

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日刊ニュージーランドライフではできるだけ、ニュージーランドの良い話を紹介するようにしているんですけど、今日の話は良い話ではありません。
個人的にはけっこうショックでした。

Child Poverty Monitorと言う子どもたちのニュージーランドの貧困状態を調べる調査の結果が今朝発表されニュージーランドの新聞やニュース番組を賑わせていました。

その調査の結果、なんと4人に1人の子どもが貧困状態であると判断されてしまいました。

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© Mark Lincoln's photostream

貧困状態と決める基準

「貧困」と一言で言っても様々な基準があります。

大辞林によると貧困の意味は

まずしくて生活に困っていること。また必要なもの、大事なものが乏しいこと。またそのさま

ということです。
ただ、それを漠然と調査するわけには行かないので以下のような基準を設けました。

それは
「平均所得の60%以下の収入しか得られていない家族」
です。
ニュージーランドの平均所得は28,000ドル/年と言われているので、その6割、つまり16,800ドル日本円だと130万円にもなりません。

つまり月に1400ドル(10万円ちょっと)もしくはそれ以下の収入しか得られていない家族を貧困と呼ぶことにしました。
もちろんニュージーランドの1400ドルと日本の10万円では物価などの違いで一概に比較するのはズレがあるかもしれません。

貧困状態の子どもが265,000人もいるニュージーランド

265,000人の子どもが貧困状態と言われても、イマイチ掴みにくいですよね。
割合で言うと4人に1人です。

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相当な数です。

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© Dunedin Public Libraries' photo

貧困状態の子どもたちを抱える家は非常に不衛生でゴチャゴチャしていることが多いそうです。
そのためカビやホコリが引き金となって呼吸器系の病気になったろ、不衛生のため非常に感染症にかかりやすい状態にいることが多いそうです。

さらにそんな265,000人の子どもたちのうち

  • マオリの子どもは3人に1人が貧困状態
  • 白人の子どもの7人に1人は貧困状態である
  • 6人に1人が医療をまともに受けることができず、着るもの食べるものに困っている
  • 10人に1人は深刻な貧困状態である
  • 2人に1人が片親
  • 60%の子どもが生活保護を受けている

というけっこう深刻な状況のようです。

根が深い問題

貧困状態の子どもたちが多い理由はさまざまです。
ニュースを見ているとそういった家庭には政府から税金の免除や、補助金の支給をした方が良いのでは?と言う声があがっています。

ただ個人的には「お金をあげる」という手の差し伸べ方は意味がないように思えます。

そういった貧困状態のなかには真面目に頑張っているのに、本当にお金がない家族もいますが、そもそも「真面目に働いて生活を向上させたい」という思いがない家族が多いのも事実です。

そういう親にお金を与えても、そのお金はお酒代やタバコ代と言った親自身の娯楽に回されてしまって、子どもたちの手に届くことはあまりありません。

ニュージーランドの小学校には保健室のような形で歯医者のようなものがあって無料で治療を受けられます。
それであれば、それと同じように学校で無料の風邪の治療をしたり、食事をお弁当ではなくキッチリと栄養管理された給食にしたり、普段でも着れる制服(ジャージとか)を無料で支給するなど子どもたちに直接届いて、親たちが自分たちのために使えない現物支給みたいなものにする仕組みが必要なんじゃないでしょうか。

来年1月。自分たちは今の職場を出て新天地に移ります。
そこで家族を築いていくことを考えると、こういった子どもの生活環境はこれからすごく気になるトピックになっていくんだと思います。

ニュージーランドだけでなく日本の状態とも比較しながら、今後も紹介して行きたいと思います。

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