食品偽装?クレイフィッシュ=伊勢エビで良いのか

先日、日本に帰っていたとき食品偽装問題でいろいろ大騒ぎになっていました。
ニュージーランドにいるとその手のニュースがその後どうなったかわからないんですけど、ある程度落ち着いてきましたか?

ところでニュージーランドにはクレイフィッシュ(Crayfish)と呼ばれる食材があります。
高級食材として知られていてレストランでちょっと1匹食べようものなら100ドルくらい平気で払わなければいけません。

そんなクレイフィッシュ。
日本語の観光ガイドブックでは「クレイフィッシュ=伊勢エビ」と訳されているんですけど、いつも釈然としませんでした。

これってある意味「食品偽装」なんじゃないでしょうか。

だって、そもそも見た目がなんか違うんです。


This photo was originally taken by genpi215

実はしばらく前にも調べて記事にしてみたんですけど、なんかガッテン!という感じがしませんでした。

自分で調べて書いた話なんですけど、なんかこう、騙されているような、そんな気がしてならなくていったいクレイフィッシュが何ものなのかもう一度調べてみました。

クレイフィッシュと伊勢エビの違い


↑以前食べたクレイフィッシュ。残念ながらこの写真では形がわかりにくい。

クレイフィッシュは上でも書きましたが、英語で書くとCrayfishと綴ります。
Crayfishを辞書で調べると思いっきり「ザリガニ」と出てきます。でもガイドブックなどでは伊勢エビなんて書かれていたりするんです。

数学の証明問題みたいな話になっちゃうんですけど、「Crayfish = ザリガニ」で「Crayfish = 伊勢エビ」が成り立つなら「伊勢エビ = ザリガニ」も成り立つって事ですよね。

でも、そんなことなさそうです。
なのでもう少し掘り下げるために、エビとかザリガニ、さらにはカニ、ヤドカリがどんな関係なのか図にしてみました。

大きな分け方をすれば、エビもカニもヤドカリもザリガニ、ロブスターも「エビ目」なので同じ仲間でした。

でも色分けされたように3つのグループがあって、正真正銘のエビ「エビ目」、エビっぽいけどちょっと違う「エビ亜目」つまり分家みたいなもの、そして、そこからさらに枝分かれした「ザリガニ」に分かれていました。

結果クレイフィッシュは何ものか

「クレイフィッシュ=ザリガニ」は間違いありません。

ということは、クレイフィッシュはどちらかというとロブスターに近くて、伊勢エビとは別物ということですね。

なのでこの記事を読んでくださっているニュージーランドの出版物を出したり、チラシを作っている皆様にお願いです。
「クレイフィッシュ」を「伊勢エビ」と書くのは止めましょう。

もし「高級感」を出したいのであれば、高級食材として有名なオマールエビはロブスターらしいので、せめて「ニュージーランドのオマールエビ」と呼んでみてはいかがでしょうか。

そもそも出版物でクレイフィッシュを伊勢エビと書くこと自体「食品偽装問題」には繋がらないんでしょうけどね。

ただ実際に名鉄グランドホテルでは「ロブスター」を「伊勢エビ」と称してメニューに載せていたことが発覚して、11月の頭に謝罪会見を開いているほどです。

一応、こういうご時世ですから気をつけましょう。

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