ニュージーランドがもし100人の村だったら

昔、「世界がもし100人の村だったら」という本が爆発的に売れたのを覚えていますか?

先日、ニュージーランドで行われた国勢調査(Census)を元にニュージーランド政府が「ニュージーランドがもし100人の村だったら New Zealand as a village of 100 people」を発表しました。

今日はそんなニュージーランドを100人の村と例えたときに、どんな人たちがニュージーランド村に住んでいるのか紹介して行きたいと思います。

オリジナルの「世界がもし100人の村だったら」

この1つの大きな集団を100人の村に例えて、人種や経済状態などさまざまな比率をわかりやすく紹介する手法は2001年頃から世界的に広まりました。

skitched-20131204-125854

© Alice the Photo Ninja

もともとは1990年にアメリカで環境科学を研究しているドネラ・メドウス教授が世界の人口を1,000人に縮小して説明したことから始まりました。

日本では2001年に紹介され、その後数年おきに改訂版のような形で本が出版されています。
当時はあまりの人気に書店で在庫がなくなるほど人気を博しました。
→ Amazon.co.jpで「世界がもし100人の村だったら」を見る

2013-12-02 20-59-48

ニュージーランドがもし100人の村だったら

まずニュージーランドは2013年の国勢調査の結果、人口は4,242,048でした。
去年の11月にニュージーランドの人口が4,444,444に!という記事を紹介したことがあったので、クライストチャーチの地震などさまざまな要素で、思ったよりも20万人くらい少なかったんですね。

つまり100人の村で1人いるということは、420万人の国には4,200人はいるということですね。

ではその辺を踏まえて「ニュージーランドがもし100人の村だったら」を紹介して行きましょう。

人口や年齢について

ニュージーランドの男女比は男性49人、女性51人でした。
これは日本もまったく同じで、世界で見ると男性48人、女性52人なので若干男性が多い傾向があるようです。

人口は1926人の時に33人しかいなかったので約90年で3倍に膨れあがっていることがわかります。

また平均年齢は38才でした。
これは30年前と比べて平均年齢が10才上がっていたそうです。

2013-08-01 12-03-26

人種や生まれについて

ニュージーランド村100人のうち70人がニュージーランド国内で生まれ、24人が海外で生まれました。なんと残りの6人は生まれがはっきりしていません。

海外で生まれた人のうち、もっとも多いのがアジア生まれで7人。
次がイギリスとアイルランドを足した6人。意外とオーストラリア生まれの人は少なく1人しかいません。

また人種で言うといわゆる白人が70人。次に多いのがマオリで14人、そしてアジア人が11人いて、それらの90人が英語を喋り、3人しかマオリ語を話す人はいません。

仕事やお金、学歴について

村に住んでいる15才以上の人たち80人のうち、5人に1人は中学校を出ていません。
またマオリの人は5人に2人も仕事をしていないそうです。

また収入を15才以上で、収入について記載があった人たち72人を対象にして調べてみると
年収70,000ドル(560万円)以上の収入を得ている人はたった10人。
年収30,000ドル(240万円)以下の人たちが38人、つまり半分以上の人は月収で言うと20万円以下の生活を送っていると言うことですね。

2013-02-05 20-22-05

これらの数字をどう思いますか?

この「ニュージーランドがもし100人の村だったら」の数字を見て、どんなことを感じましたか?

個人的に感じたのはやっぱり収入の少なさですかね。
ただこれを悲観的には正直感じませんでした。ニュージーランドと日本でいろんなものの値段を考えたとき、決してニュージーランドの物価は安くありません。

そのなかで明らかに収入は少ないというのは「稼げない」と言うより「稼がない」「稼がなくて良い」から収入が少ないのではないでしょうか。朝から晩まで、休日も返上してギッシリ詰まったスケジュールをハジから片付けるのではなく、ある程度十分なお金を稼げたら、それ以上稼がずにあとは家族と過ごす時間などに充てているように思えます。

それと今回、ニュージーランド政府が発表した2013 Census – New Zealand as a village of 100 people – Statistics New Zealandは、書籍版と比べると、ショッキングなことは書かれていません。

ちょっと「世界がもし100人の村だったら」を知らない方や、興味がある方はまず下の動画を見てみたら興味深いと思います。

また書籍版「世界がもし100人の村だったら」には、それらのデータをもっとわかりやすく、さまざまな角度から書かれているので、読んでいて衝撃的であるのと同時に、自分の置かれている状況などを改めて考え直す良いきっかけを与えてくれると思います。
さっそく「一時帰国で買いたいものリスト」に加えてみました。

こういった数字から感じることは人それぞれだと思います。
皆さんのご意見・ご感想を聞かせてもらえると嬉しいです。

こんな記事もよく読まれています

COMMENTS