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ニュージーランドの英語は訛っていると言われます。
たしかにアメリカ英語やイギリス英語とは違う英語だと思います。
でも、それは訛っているんでしょうか?
ある動画を見たことから考えた、誰もがなんとなく使っていうる「訛り」という言葉から思ったことを書いてみました。
まずは2つの動画を見てもらいましょう
最初の動画はGraham Nortonというアイルランド人のタレントがやっている番組でのワンシーンです。
これを見て一緒に笑える人と、笑えない人がいると思います。
笑えない人は2種類いますよね。そもそも何がおかしいかわからなくて笑えない人と、この人の何を笑っているかわかった上で「面白くない」と思える人です。
これと似た笑いを作っている動画を別で紹介します。
ダウンタウンの笑ってはいけないシリーズからのワンシーンです。
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どこまで演出なのかわからないですけど、すごい東北訛りの人が何かをしゃべって、それを笑いに変えています。
2つの笑いのポイントは「訛り」なんです。

この笑いは見方によっては「差別」と言われてもしかたがありません。
こういう言葉の問題っていろいろ繊細です。
誇りを持ってニュージーランド訛りの英語や東北弁を喋っている人にとっては上の動画は笑うどころか「怒り」すら覚えるかもしれません。
中には「訛り」という言葉自体に反応する人もいます。
「訛り」というのは「標準語と違う言葉」と言うことなので、そもそも「標準って何だよ!」ってなるわけですね。
人によっていろんな意見を持っているので、答えのない論争みたいなことが世界中で起こっています。
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敢えてその中に飛び込んでいくつもりはありませんが、個人的にこの動画を見て「その土地土地の方言を笑ったりしちゃいけないな」と思いました。
上で書いた「訛りという言葉は標準ではない言葉」というのは、言い方を変えれば「訛りというのはその人やその土地の個性が出た言葉」ということです。
つまり自分が話すガッチガチの日本語訛りに、ニュージーランド英語訛りが合わさった英語も、自分が日本人であること、ニュージーランドで英語を学んだことをあらわしているわけです。
そんな英語なら誇りすら持って大切にしていきたいと思いました。