意外と知らないRoad,Street,Avenueの違い

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日本ではあまり馴染みがありませんが、ニュージーランドを含め海外の多くの国で道路すべてに名前が付けられています。

例えばウェリントンの場合、Vivian StreetやAdelaide Road、他にもMiramar Aveなどがあります。そしてそれぞれの通りには番号が振られていて、それが家や店の住所となります。

そんな海外の通りで使われているRoadやStreet、Avenueには何か意味があるのでしょうか。

目次

国や地域によって違う解釈

このRoadやStreet、Avenueの分け方なんですけど、国や地域によって解釈が変わってことがあります。また地域によっては独自のルールを導入しているところもあります。

極端な例がニューヨークやシアトルでは、Streetは東西を結ぶ道。Avenueが南北を結ぶ道とされています。

そのため、これから紹介するそれぞれの簡単な定義がすべての国や地域に当てはまるとは限りませんので、ご了承ください。

道の名前の種類

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道の定義みたいなものを調べる前に、どんなRoad, Street以外にどんなものがあるか調べてみました。
ニュージーランドでは見たこともないようなものもありますが、一応英語ではこんなのがあるそうです。

いっぱいあるので、サラッと流して次に読み進めてください。

高速道路
Freeway, Autoroute, Autobahn, Expressway, Autostrasse, Autostrada, Byway, Auto-estrada, Motorway, Pike

太い道
Avenue, Boulevard, Road, Street

細い道
Alley, Bay, Bend, Drive, Fairway, Gardens, Gate, Grove, Heights, Highlands, Knoll, Lane, Manor, Mews, Pathway, Terrace, Trail, Vale, View, Walk, Way

行き止まりの道
Close, Court, Place, Cove

道の形で名付けられる道
Circle, Crescent(3角形),Quadrant(4角形),Square(正方形),Loop

地形で名付けられる道
Hill, Grade, Causeway, Canyon, Ridge, Parkway

道の機能から名付けられる道
Esplanade, Approach, Frontage road, Parade, Park, Plaza, Promenade, Quay, Bypass, Stravenue

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Street Road Avenueの大まかな定義

国や地域によって定義は違うと書きましたが、世界中でだいたいこんなイメージというのはあります。それらを10個くらいのサイトを見て簡単にまとめてみました。

Streetの大まかな定義

High Street Auckland

街の中にある舗装された道。
Roadと比べて細いことが多く、道の周りには家が建つことが多い。街と街を繋ぐ道でStreetが使われることはあまりない。

上の写真はAucklandのHi Streetです。商業地区の中だとStreetでも周りにお店がいっぱい建ってます。

Roadの大まかな定義

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一本道 New Zealand

2つの離れたポイント(街とか)を繋ぐ道。
街と街を繋ぐ道なので輸送量を増やすためにStreetと比べて道幅が広かったり、時には車線数が多いこともある。RoadはStreetと違い、街中でも郊外でも使われることがある。

イメージとしてはRoadは日本語でいう「街道」や「国道〇〇号線」と付くような太い道です。

Avenueの大まかな定義

Paris: Avenue des Champs-Élysées - Arc de Triomphe de l'Étoile

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まっすぐで交通量が多い道。
片側2車線以上の道が多く、また道の脇に街路樹が生えていることが多いです。
Avenueの周りに家が建つことはあまりなく、どちらかというと商業施設やビルが建つことが多いそうです。

ウェリントンで当てはめてみると

今回紹介した大まかな定義がどのくらいウェリントンで当てはまるか、ちょっと確認してみましょう。

まずAvenueから見て行くと、ウェリントンの街の中心地にはAvenueがありません。その代わりTerraceと付く通りや、Quayと付く通りはあります。そして少し中心地から離れたところにMiramar AvenueというAvenueがあります。

Googleストリートビューでどんな通りか見てみましょう。

道の両脇に街路樹があり、さらにこの通りにはお店が立ち並んでいます。

そして比較的、通りの距離が長く交通量の多い道はRoad、交通量が多い少ないに関係なく距離が短い道はStreetのパターンが多いです。

ウェリントンの場合、The TerraceやKent Terrace、Aurora TerraceなどTerrace(段地・台地)が付く地名や、Lambton QuayやCustomehouse Quay、Jervois QuayといったQuay(岸壁・埠頭)が付く通りを多く見かけます。

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知らなくても良いけど、知ってると便利

これらの定義を少し頭に入れながら、海外で街を歩いてみると面白いですよ。
言われてみると確かに!と思う時もありますけど、世界的に定義が決められているものではないので、まったく違う時もあります。

あとはその通り名が付けられた時は大通りでも今はそうでなかったり、逆に昔は大して栄えていなかったのに今は栄えている通りもあるので、現代の通りの役目だけを見て判断するのは難しいんですね。

ぜひ、今度海外で道を歩いたり車を運転するときはRoadやStreet、Avenueなどに注意してみてくださいね。

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この記事を書いた人

元NZ在住40代男性。大阪在住。2005年からニュージーランド15年、カナダで1年の生活を経て2022年に日本帰国。ブログ運営が仕事。

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