花火の日?Guy Fawkes Dayっていったい何の日?

今日はニュージーランドで唯一花火の販売と花火をするのが許されている日ガイ・フォークスデー(Guy Fawkes Day)です。

日本にいたら「唯一花火をしてもいい日」って変な感じがしますが、ニュージーランドではこれ以外の日は「基本的に」花火をすることはできません。他の日の花火、例えば年越しの打ち上げ花火とかはすべて国やその地域の許可を取っているんですね。

一部記載に誤りがありました。詳しくは一番最後をご覧ください。

そんなGuy Fawkes Day。
昔、語学学校にいたときに起源を教えてもらったんですけど、すっかり忘れてしまったのでどんな起源だったのか改めて調べてみました。

Guy Fawkes Dayの起源

もともとのGuy Fawkes Dayは1605年に、Guy Fawkesを含む12人のカトリック教徒が11月5日に行われる国会開会式に合わせて、イギリスの国会議事堂を爆破しようとしたことから始まります。

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© Wikipedia
右から3番目がGuy Fawkes。

プロテスタント出身のジェームス1世の時代、カトリック教は長く弾圧されていました。
爆破を目論む人たちは、この爆破でジェームス1世や、ウェールズの王子、さらにその場に居合わせた国会議員たちを暗殺し、それをきっかけにして虐げられてきた歴史に終止符を打とうとしたそうです。

Guy Fawkesを含むカトリック教徒たちは大量の火薬を国会議事堂の地下に設置し、当日を待ちました。

ところが、同じカトリック教徒の中には関係のない人たちまで巻き込んでしまうかもしれないこの爆破計画を良く思っていない人たちもいました。そんな同じカトリック教徒が匿名で計画を密告してしまい、この計画は11月5日、未然に防がれてしまいました。

そのためGuy Fawkesを含む首謀者たちはロンドン塔に送られ、翌年の1月31日に処刑されてしまったそうです。
Guy Fawkesの処刑は処刑の中でもかなり厳しい極刑が科せられました。読むだけでもグロい刑なので興味がある方はWikipediaをご覧ください。

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© Wikipedia
この絵はその時の処刑の様子を描いたものです。

その後、毎年11月5日にGuy Fawkesたちが取った行動を国民に忘れさせず、戒めるためにGuy Fawkes Dayと称して、教会でこの時のことをベースにした説教が行われたり、Guy Fawkesを模した人形を焼いたりする行事が生まれました。

Hi, Guys!のGuyはGuy FawkesのGuy

この短い文章にGuyが4回も登場しちゃいました。

もうタイトルだけなんですけど、英語の「男」とか「あいつ」みたいな意味で使う「Guy」は彼が由来のようです。彼の父親はEdwardだったので、もし父Edwardが犯行の主犯だったら、「Hi, Guys!」ではなく「Hi, Ed!」みたいな感じだったんですかね。

それとこんな仮面感じのみたことありませんか?
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© wikipedia

時々映画やドラマで正体不明の謎の悪いやつが被る仮面です。
この仮面は彼の顔を模して作られたもので、この仮面は「抵抗と匿名の国際的シンボル」として現在は認知されるようになっています。

またイギリス、特にジェームス1世がいたウェールズ地方では彼は大罪を犯した罪人扱いですが、スコットランド地方では自由を求めた戦った英雄として扱われているそうです。

味方によって、いろいろ変わってくるのは面白いですね。

ニュージーランドのGuy Fawkes Dayは

ニュージーランドのGuy Fawkes Dayはイギリスと同じでとにかくたき火や花火を楽しむ日となっています。
Aucklandだけでなく各地で大きな、でも日本の花火大会よりはだいぶ小規模な、花火大会が開催されたり、The Warehouseなどでも大量の花火が販売されて、夜は街中で花火の音が聞こえるようになります。

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© Sam Doshi

このGuy Fawkes Dayを前後して毎年、ものすごい量の小火(ボヤ)が起こっています。

以前Rotoruaに住んでいたとき、このGuy Fawkes Dayの花火を山の上、見晴らしの良い家から眺めていたら、アチコチで火事が起こって隣の家に燃え移ったり街中が大変なことになっているのを見かけました。

本人は気をつけていても郵便ポストに花火を投げ込まれたり、車に花火を当てられてミラーなどに付いてるゴムの部分が溶けていたり、とにかくイタズラ好きなニュージーランド人は何をするかわかったものじゃありません。

また法律で花火は11月2日から11月5日までしか買ってはならず、それ以外の日に花火を購入した場合や、その期間中でも18才未満の子どもが購入した場合は500,000ドルの罰金と3ヶ月の刑務所行きなど重い罰則が設けられています。

きっと「1年に1度だけ誰もが花火をすることができる日」って言うのはこういうイタズラ好きな国民性を見抜いた法律なのかもしれませんね。

Guy Fawkes Day。1つの話から歴史や今に繋がることがいろいろ見えてきて、調べていくとキリがないほどいろんなことがわかってきます。

また機会があれば、他の話もいろいろ紹介して行きたいと思います。

記事の訂正

数人の方から質問で「唯一花火をして良い日という人と、花火はいつでもして良いという意見が分かれていますが、どちらでしょうか?」とか、「花火を買うのは日にちが決められていて、花火をするのはいつでも良いはず」というご意見をいただきました。

Facebook経由で情報元付きでいただいたコメントを見たところ
「個人レベルで花火を買うのはこのGuy Fawkes Dayまでの数日で花火をするのはいつでも良い」ということがわかりました。
情報元にも書いてあるんですけど、ニュージーランド人でも「花火はGuy Fawkes Dayのみ」と思っている人多いみたいですね。だからと言って記事として間違えていいわけではありませんけどね…。

ちなみに企業などがやる大きな花火は役所の許可が必要になるそうです。

ご意見・ご質問ありがとうございました。

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