「8時間労働」はニュージーランドが発祥

1日の労働時間として世界標準にすらなっている「8時間労働」

この「8時間労働」ですが、もちろん誰かが言い出しました。

飲み会で最近カップルになった人たちを酒の肴に「付き合ってくださいと言ったのはどっち?」という質問して、「自然とそんな流れで」なんて答えるカップルがいますけど、「8時間労働」はそれと同じワケにはいきません。

「働く時間は8時間にしない?」と誰かが言い出したわけです。

ではどこの誰が言い始めたのか。

もちろんこのサイトは「日刊ニュージーランドライフ」ですから、発祥の国がどこかはわかりますよね。

そうです。

もちろんニュージーランドです。


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言い出しっぺは誰か?そしてその主張は

この8時間労働の言い出しっぺは政治家ではなく「Samuel Parnell」という大工でした。

1840年、Samuel Parnellが初代ウェリントンの市長George Hunterの家を建てるときに、「8時間以上は働かないよ」と言い出しました。

もちろん「8時間以上働くのはダルいからやらないよ」と軽いノリで愚痴っていたわけではありません。

彼は初代ウェリントン市長George Hunterの家を建てる条件をこう提示しました。

I will do my best, but I must make this condition, Mr. Hunter, that on the job the hours shall only be eight for the day … There are twenty-four hours per day given us; eight of these should be for work, eight for sleep, and the remaining eight for recreation and in which for men to do what little things they want for themselves. I am ready to start to-morrow morning at eight o’clock, but it must be on these terms or none at all.

簡単に日本語に訳すと

私は最善を尽くします。ただ条件を提示します。私は8時間しか働きません。
私たちには1日24時間あります。そのうち8時間は働き、8時間は睡眠を取り、残りの8時間は休息など自分たちのために使うべきです。明日の朝8時から仕事はできます。ただこの条件でなければ、仕事はしません。

ちなみに当時は1日12時間14時間労働は当たり前だったので「8時間」を主張するのは、今だったら4時間とか6時間労働を主張しているようなものです。

それってすごいことですよね。

1人の主張から徐々に大規模なものへ

一個人や、労働者の組合が「8時間以上は働かない」と主張することはSamuel Parnellが主張するよりも前からありました。
それはあくまでも小規模な動きでしかありませんでした。

ところがこのSamuel Parnellはウェリントンの他の労働組合にも働きかけ、結果的に初期のウェリントンコミュニティーで採用されました。

この瞬間、ニュージーランドは世界で一番最初に「8時間労働」を取り入れた国になりました。

もちろんこの瞬間、国全体が8時間労働を取り入れたわけではありませんけどね。

そして、彼の働きは結果として世界初の8時間労働を取り入れた国としてニュージーランドを有名にしました。

もし8時間を越える労働をさせたら

今だったら、会社に罰金とか、その分の超過労働に見合ったお金を払うなどですが、さすが1840年です。やることが違います。

それは

もし8時間労働を破った場合は、港に沈めるです。

すごいですよね。
響きが、「ドラム缶にコンクリ流し込んで一緒に沈めてやるぞ」的なノリですよね。

もちろんこれは過激すぎるけど、当時はこのくらいやらないと従わなかったんですかね。

ありがとうSamuel!

もちろんSamuelが世界中に8時間労働を広めたわけじゃありません。
でも、記録として残っている8時間労働発祥の地がニュージーランドというのはすごく嬉しいですよね!

最近は日本のライフスタイルはどんどん長時間労働化してますよね。
ここで改めてSamuelみたいに8時間は睡眠、8時間は自分の時間に、残りの8時間を仕事にできるようになるといいですよね。

情報元

Eight-hour day – Wikipedia, the free encyclopedia
Samuel Duncan Parnell – Wikipedia, the free encyclopedia

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