ニュージーランド市街地全域でWi-Fiを利用可能に?

日本と比べて、インターネットの速度や料金などで遅れを取っているニュージーランドで嬉しいサービスが全国的に展開されることが発表になりました。

それは「ニュージーランド全域の市街地などでWi-Fiを利用可能に」することらしいです。
しかも来月には全国で700の場所で利用可能になります。

いったいどうやって、しかもこんな急に利用可能になるのでしょう?

古い資産を殺さず活かす計画

実はこの計画しばらく前からTelecomが実験的に行っていたんです。

今ではドンドン姿を消している公衆電話。
ただ取り壊してなくすのではなく、世界中で使われなくなった公衆電話のブースに新しい役割を与える試みが行われています。

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例えばトイレやシャワールーム、そのほか喫煙室などに姿を変える電話ボックスがいるそうです。ただこれらは本来の「電話」という役割を終えていますよね。

もともとインターネットは電話回線を使ってやるものです。
そこでTelecomが始めたのが公衆電話の既存回線を使ったインターネットでWi-Fiも利用できるようにしたんです。

つまりもともとある電話ボックスをバージョンアップするだけなので莫大な投資や作業を必要とせずにユーザーの利便性は一気にあがるわけですね。

この計画は来月の中旬までに全国700の公衆電話で。さらに2014年の中旬までにはその3倍の2000の公衆電話でWi-Fiが使えるようになります。

現在すでに全国500カ所で使うことができます。
Telecomのホームページでは全国のどこでこのWi-Fiを使うことができるか地図を使って確認することができます。

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Telecom Store Finder

気になる利用対象者と料金は?

気になる対象者はTelecomと契約がある人やTelecomの特定のプリペイドプラン加入者は1日1GBまで、公衆電話のWi-Fiを無料で使えるようになります。

さらに旅行者やTelecomユーザーでない人でも使えるように1ヶ月$9.95のプランなどを始め、さまざまな人が格安でインターネットを使えるプランを用意する予定でいるそうです。

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© Jonathan Cristoforetti

実はTelecomにもメリットがある計画

これらはもちろん古い公衆電話の再利用という意味があるのはもちろん、iPhoneなどのスマートフォンやiPadなどのタブレットが普及することで起こる携帯電話ネットワークへの負荷を、電話回線で行うインターネットに分散させることできます。

またもともと全国に3000台以上ある公衆電話という資産を活用することで、競合他社(Vodafone)などと差別化を計り、より多くのユーザーを取り込むことができると考えているようです。

こういった試みはすでにニューヨークで今から10年も前の2003年に発表され、2012年には12,000もの公衆電話のブースで行われているそうです。

かなり魅力的な計画

今、携帯電話は2 Degreesという会社のものを使っています。
でも、もしこのWi-Fi全国化計画が今後自分の行動範囲でけっこう使えるのであれば、Telecomに変えても良いかな?と思えてきました。

それと上で紹介したTelecom Store Finderで現在あるWi-Fiの場所を見るとかなり小さな街や、観光地の公衆電話もWi-Fi機能が追加されています。

つまり携帯電波が拾えない旅行者でもそこら中にWi-Fiがあればかなり便利になります。

今後のこの計画の展開に注目していきたいと思います。

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