解決編!ニュージーランド人をKiwiと呼ぶ理由

さてさて前回、あれこれ書いていたら話が長くなってしまった「徹底究明!ニュージーランド人をKiwiと呼ぶ理由」ですが、解決編へと突入したいと思います。

前回の話をサッとまとめるとこんな感じになります。

詳しい話は前回の「徹底究明!ニュージーランド人をKiwiと呼ぶ理由」をご覧ください。

国鳥がキウィだから

でも、国鳥がキウィだからニュージーランド人をキウィと呼ぶなら、日本人はキジ。フランス人はニワトリと呼ばれてしまいます。

ありがちな理由なんですけど、これは却下ということになりました。

鳥のキウィとニュージーランド人が似てるから

卵をメスが産んで、オスが温めるキウィ。
ニュージーランド人は女性が子どもを産み、男性が積極的に家事をして子育てをするから、ニュージーランド人のことを「Kiwi」と呼ぶ説があります。

でも、そんな理由で世界中の人がニュージーランド人のことをキウィとは呼びません。
だったら日本には「おしどり夫婦」という言葉があります。でも、日本人をおしどりなんて呼びません。

なのでこれも却下。
ポイントは「世界中の人がKiwiと呼ぶ」というのが重要な気がします。

そうしたら、ありました。

世界中の人がKiwiと呼ぶかもしれない理由を。

靴磨きブランドのKiwiから来てる?

全世界なんと180ヶ国で販売されている靴磨きクリームで「Kiwi」というブランドがあります。
国や地域によっては靴磨きクリーム市場の3分の2を占めるとも言われている有名なブランドらしいです。もちろん日本でも販売されています。

このKiwiがニュージーランドの企業で、世界的に有名になったことからニュージーランド人をKiwiと呼ぶようになった。

という説があります。これ、かなり「有り」な気がしませんか?

でも、これも違うみたいです。というか誤解らしいです。


そもそもなんですけど、このブランドはニュージーランド人が世界で最もライバル視している国オーストラリアの製品なんです。この靴磨きクリームを開発したWilliam Ramsayの奥さんがニュージーランド人だったことから、Kiwiと名付けられました。

実はニュージーランド人でもこのブランド自体がニュージーランドのものだと思っている人が多いそうです。

つまりこれが有力な理由で、そう信じている人が多いのもわかります。

でも、考えてみてください。
この靴クリームがニュージーランド人をKiwiと呼ぶきっかけだとして、世界中の人たちがニュージーランド人のことをKiwiと呼ぶのはしかたありません。でも、世界で一番ライバル視しているオーストラリアのブランド名がきっかけで、自分たちのことをKiwiとは死んでも呼びませんよね。

大切なのは世界中の人たちが「ニュージーランド人=Kiwi」と認めて、ニュージーランド人自身も自分たちは「Kiwi」であると認める必要があるんです。

自分たちを自らKiwiと呼んでいたことがあった

ニュージーランド人が自らのことをKiwiと呼んだ時期がありました。

それは時を遡ること約110年前、なんと南アフリカで起きた第2次ボーア戦争(1899年-1902年)のときです。まだニュージーランドという国はなく(1907年建国なので)、イギリスの植民地だった頃の話です。

当時ニュージーランドの人たちはイギリス軍の一部として参戦し、自分たちの呼称として「Kiwi」と名乗っていたんです。
もちろん当時ニュージーランドという国が存在しませんから、「国鳥がキウィだから」という理由で名乗ったわけではないようです。

ではKiwiと名乗ったのか。それはわかりませんでした…スミマセン

そしてそのあとの第1次世界大戦でも、オーストラリア・ニュージーランド連合軍ANZACで、自分たちのことをKiwiと名乗りました。

その名前Kiwiは世界的にニュージーランド人の通称となり、自分たちニュージーランド人もその戦争での誇りや、活躍した人たちへの敬意を表して、自らをKiwiと名乗るようになったそうです。


今でもニュージーランドの空軍では鳥のKiwiをマークとして使っています。

ちなみにOxford English Dictionaryで「Kiwi」の意味としてニュージーランド人が加わったのは1918年のことでした。

Kiwiはニュージーランドだけに生息する

この「ニュージーランド人がKiwiと呼ばれる理由」はあくまでも個人的な解釈です。
ニュージーランド人自身、自分たちが何で自分たちのことをKiwiと呼んでいるのか知らない人も多いでしょうし、それぞれが信じる理由ってあると思うんです。それらを否定するつもりはもちろんありません。

むしろ、それぞれの説をそれぞれが信じているほうが夢があって良い気もします。

鳥のKiwiは1日の睡眠時間が19時間もあって、普通の鳥より6倍も大きな卵を産んで、鳥なのに飛べません。

そして人間のKiwiは、ちょっと変わっていて親切で良い人がすごく多くて、そして何より面白いことを愛し、底抜けにおバカ(良い意味ですよ!)

どっちもニュージーランドにだけ生息する独特な生き物です。
アレコレ書きましたけど、ニュージーランド人は呼ばれるべくしてKiwiと呼ばれている。そんな気がします。

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