食品の「98% Fat Free」の謎に迫る

ニュージーランドのスーパーマーケットに行くと、いろんな製品に「98% Fat Free」とか「Fat Free」と書いてあります。

しかもけっこう大々的に98% Fat Free!!という書き方で、いかにもその商品が健康志向っぽい顔つきになっているんです。

でもよく考えてみるとこの「98% Fat Free」ってどういうことなんでしょうね。
なんかわかるようでわからない、表記の仕方ですよね。

そこで今日はこの「Fat Free」とか「98% Fat Free」がいったい何ものなのか調べてみました。


まずはそんなFat Freeな商品を見てもらうのが良いと思います。


ちょっとわかりにくいかもしれませんが、これはハムです。ハムなのに97% Fat Free。


ヨーグルトも99% Fat Free。


そしてこれもヨーグルト。98% Fat Free。


マシュマロにいたってはFat Freeです。つまりFatがFreeなんですね。

こんな感じでいろんな商品で「Fat Free」とか「98% Fat Free」なんていう風に記載されています。

98% Fat Freeに抱いていた勝手なイメージ

一応、書いておきます。
今回のFatは「太っている」のFatではありません。脂肪とか脂質のことです。これをズッと勘違いして読んでるとややこしいですからね。

さてさて「98% Fat Free」という言葉に対して勝手に抱いていたイメージがありました。と言うより勘違いですね。

勝手に思い込んでいたのは、例えば普通のヨーグルトと98% Fat Freeヨーグルトを比較した場合、普通のヨーグルトより98%脂質が抑えられているんだと思っていたんです。

そう思っている人けっこう多いんじゃないでしょうか。

でもよく調べていくと全然違ったんです。

98% Fat Freeの定義

98% Fat Freeっていったいどういうことかというと、100gの製品に脂肪分が2gであれば、それは98% Fat Freeです。

例えばヨーグルトが98% Fat Freeって聞いてどんな印象を受けますか?
なんかいろいろ手を加えて脂肪分を抜き取った分だけ、味とか舌触りの帳尻あわせでいろいろ入れていそうな印象ないですか?

でも、そもそもヨーグルトの原料である牛乳の脂肪分は3%くらいなんです。つまり牛乳はもともと97% Fat Freeなんです。

その97% Fat Freeの牛乳でヨーグルトを作れば、ヨーグルトもだいたい97% Fat Freeになります。
実際に明治ブルガリアヨーグルトは脂肪分3%でした。
つまりもともと97% Fat Freeのヨーグルトの作り方をちょっと変えて、脂肪分を1%減らしたら98% Fat Freeのヨーグルトができあがります。

ハムの場合。
98% Fat Freeってパッサパサじゃない?って感じそうですよね。
でも、例えば丸大食品のふんわり薄切りロースハムは脂質が3%、つまり97% Fat Freeなんです。
そもそも豚のヒレ肉は脂質が2%前後と言われていますので、最初から98% Fat Freeなんですね。

そう考えると、あんなに大きく
98% Fat Free
と謳っていても、実は通常商品と脂肪分はそんなに大きく変わらないことの方が多いみたいです。

言葉のマジックに気をつけよう

こうやって「98% Fat Free」と書いてあると「いつもより食べて良いんじゃない?」と思ってきますよね。

そういうのって言葉のマジックだと思います。
例えばハーゲンダッツのバニラアイスは脂肪分が16%です。言い換えれば「84% Fat Free」です。

さらに脂質の固まりとも言えるフォアグラ。脂質は50%です。
つまり50% Fat Freeって書くことができます。そうするとなんかヘルシーに見せませんか?
でも、そうじゃないんですよね。しっかり脂肪は取っているんです。

それに太る原因は脂肪分だけじゃなくて、カロリーだったり糖質、炭水化物だったり、とにかく「食べ過ぎない」ことなんです。
何ごとも商品の謳い文句を鵜呑みししすぎず、適正な量の栄養を取るようにしたいですね。

自分もこういうの弱いので気をつけようと思いました。

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