瀕死の猫 犬からの輸血で一命を取り留める ニュージーランド

先日「居眠りしたまま300キロも車を運転した女性」の話を紹介したばかりなのに、またまたニュージーランドで「えっ!ウソでしょ!?」ということがおこりました。

なんと瀕死の猫に犬の血液を輸血して結果、その猫は一命を取り留めたそうです。

いったいなんでそんなことになっちゃったのでしょう?

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イメージです。© peach raspberry

8月16日の金曜日。
Taurangaに住むKim Edwardsは飼い猫のRoryが庭で足を引きずって歩いているのを見かけました。その時は「あれ?どうしたのかな?」程度に思っていたのですが、しばらくしたらRoryが意識を失って倒れているのを発見しました。

そこで庭などをパッと見渡したところ、殺鼠剤が食べらていた形跡があったため、急いで近所の動物病院へ車を走らせたそうです。

病院に着くとさっそく飼い主のKim Edwardsは獣医のKate Hellerに状況を説明しました。

獣医のKate Hellerは血液に流れ込んでしまった毒を薄めるために輸血をする必要があると判断しました。

ところがその日は金曜日の夜。
ニュージーランドに来たことがある方はわかると思いますが、金曜日の夜は誰も仕事なんてしていません。
近所の別の動物病院はもちろん血液検査をするところもやっていないため、輸血に欠かせない血液検査をすることができませんでした。

そこで飼い主のKim Edwardsが思い付いたのは友人のMichele Whitmoreが飼っているラブラドルレトリバーのMacyから輸血をしてもらうことでした。

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イメージです。© Andreas

ただでさえ血液のタイプがわからないまま輸血をするのは危険なのに、さらに種族が違う犬の血を猫に輸血するのは一般的ではなく、血液のタイプが違った場合は拒否反応が出て死に至る場合もあると獣医のKate Hellerは飼い主のKim Edwardsに伝えました。

今の状態ではこのまま猫のRoryが死ぬのを指をくわえて待っているのか、それとも0.1%でも可能性があればそれに賭けてみるのか、どちらかしか選択肢はありませんでした。

だったら0.1%でも可能性があるほうを試してみたいと飼い主のKim Edwardsは大きな賭に出ることにしました。

猫のRoryはラブラドルレトリバーの血液を120ml輸血されました。

輸血前、Roryは毒素が体に回ってもがき苦しんでいました。ところが輸血から1時間後にはベッドに座りながらビスケットを食べていたそうです。

そうです。種族を越えた輸血は大成功。一命を取り留めましたのです。
獣医は犬と猫と種族を越えているにも関わらず、拒否反応が起こらなかったことに非常に驚いたそうです。

New Zealand Herald(新聞社)の取材に対して飼い主のKimは「犬から輸血されたことでうちの猫が犬のように吠えたり、新聞を取りに行ったり変化があったかよく聞かれますが、何も変わったことはありません」と述べているそうです。

そりゃそうですよね。

その後の調べによると、実は猫は犬の血液に対して拒否反応を示さないそうです。
ただし一度行ってしまうと、犬の血液に対して抗体ができてしまうため2度目はないそうです。それは蜂に刺されるのも1回目は拒否反応を示さなくても2回目刺されると命に関わるのと同じことなんですかね。

情報元のDog saves cat by donating blood – 3 Newsでは、テレビで紹介されたその当事者?当事猫や当事犬を見ることができます。

それにしてもこんなことって起こるんですね。
それをやってしまおう!という飼い主も獣医もその心意気にKiwiを感じずにはいられません。

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