睡眠薬を飲んで寝たまま300キロを走行→無事で保護

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先日、姉妹サイトの「しみこむ英単語」でも紹介しましたが、先日ニュージーランドの北島でとんでもない事件が起こりました。

なんと睡眠薬を飲んだ女性が意識がないまま5時間ほぼ運転しつづけた後、事故も起こさず路肩で車を停めて寝ているところが発見されたそうです。

いったいどんな経緯で事件が発覚し、保護されるまで至ったのでしょう?

今日はそんなウソのような本当の話についてです。

夜中の0時ちょっと過ぎ
Hamilton警察のDave Litton警部が新聞のインタビューに答えた内容によると、事件は午前0時をちょっと回った頃に鳴った1本の電話から始まったそうです。

その日、当直だった警察官が電話を取ると「友だちが睡眠薬を飲んだまま車を運転していなくなってしまった」という通報でした。

話をよく聞いていくと、その運転していなくなった女性Jane(仮名)は睡眠障害を起こしていて、日頃から睡眠薬を服用していたそうです。
その日も睡眠薬を服用するまではいつもと同じだったそうなのですが、気が付いたら車を運転してどこかに行ってしまったとのことでした。

警察としてはもちろん急行しなければいけないのですが、睡眠薬を飲んだ状態で大して遠くに行くとは思っていなかったそうです。

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そこで警察はHamilton地域でJaneが所有している車を探すよう指示を出し、捜索が始まりました。

ところがいっこうに見つかる気配がありません。

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そこでJaneの友人と連絡を取り、彼女の電話番号を聞き彼女に電話を掛けてみたり、Text(メールのようなメッセージサービス)を送ってみたりしました。彼女の電話はオンで、彼女は送ったTextに返信してくるのですが、どうやら寝ぼけたような状態だったそうです。

ただそのTextの内容から彼女はすでにHamiltonを離れて、どこかビーチに向かっていることがわかりました。
そこでHamiltonから西に約50km、車でおよそ40分のところにあるビーチRaglanへ向かっていると予想を立てて、捜索の包囲網をHamilton市内からRaglanへ向かう途中の道へと移しました。

午前2時 事件発生から2時間後
警察が携帯電話会社のネットワークから、彼女の電話の使用履歴をやっと掴めました。

次に彼女が携帯を使ったのはHamiltonから110kmも北上したところにある街Otaraでした。ほぼ場所で言うとAucklandと言っても過言ではない場所です。

そこで警察は現地の警察へ連絡をし、Janeが所有している車を見つけるように依頼しましたが、警察が動き始めたときにはすでに彼女はOtaraからもいなくなっていたそうです。

そこで警察が再び彼女にTextを送ると、JaneはCoromandelに向かっていると返信してきたので、警察の包囲網はOtaraからCoromandelへ向かう途中の道路へさらに移りました。

3時45分 事件発生からほぼ4時間後
次に彼女の居場所がわかったのはTe Punaという街でした。
Te PunaはOtaraから180km南西にある小さな街です。

驚くことにOtaraからTe Punaは通常の法定速度で走っても2時間15分かかります。それをなんと彼女は1時半で辿り着いていました。
つまり睡眠薬で意識がない中、相当な速度で車を飛ばしていたことがわかります。

ここでも彼女の足取りは途絶えて掴まえることができませんでした。

4時55分 事件発生から約5時間後
彼女がついに発見されました。場所はTe Punaから少し離れたMt Maunganuiと言う街です。

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© Elvis Payne

彼女を発見したのは彼女の従兄。実はJaneは昔このMt Manunganuiに住んでいたそうです。警察から通報を受けた従兄は家の前に車が止まっていることに気が付き、中を見に行ったところJaneがハンドルに突っ伏す姿勢で眠っていたそうです。

まったく記憶がない彼女

警察に保護された後、事情聴取されたJaneは家を出たことはもちろん、途中電話に出たり、運転しながらTextを返したことなど一切覚えていなかったそうです。

つまりずっと夢遊病者のように動き続けていたということです。

彼女が意識のない状態で運転した距離はおよそ300km。

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上の地図で言うとAが彼女の家があるHamilton。そしてBがOtara、CがTe Puna、最後のDが寝ているのを発見されたMt Maunganuiです。

この辺を運転したことがある人ならわかると思うんですけど、夜中とは言え意識ない人がよく運転できたなーと思わずにはいられませんよね。

ちなみに走行距離で300kmと言うと、東京から新潟が約320kmらしいです。
それがどれだけすごい距離かわかってもらえると思います。

ところで実はJaneは10ヶ月前にも睡眠薬を飲んだあと夢遊病のような状態で運転をし、Tauranga、今回発見されたMt Maunganuiとほぼ同じ場所で発見されたことがある、ある意味常習犯だったそうです。

今後、警察やこういった症状を持つ人たちを見る医者たちのあいだで、彼女のケースを検証したり、今後の再び同じようなことが起こらないよう対策を練るそうです。

また彼女自身の運転を禁止し、再度運転免許を持っていて良いのかどうか自体を審議するよう警察から専門医に促したとのことでした。

個人的に思うこと

いくら夜中とは言え、事故が起こらなかったのは本当に不幸中の幸いだったと思います。

これで事故が起こって轢かれてしまった人がいたら、意識がない人に轢かれたと言うことで、責任能力がなかったなんて判決になってしまっても困りますからね。

でも、ある意味こういう状態の人でも事故が起こらないということで、ニュージーランドの夜中がどれだけ静まりかえるかを証明した事件でもあったような気がします。

皆さん。睡眠薬を飲んだ状態で運転しないようにしましょうね。

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