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日本ではお酒を飲むことができるのは二十歳になってからと決まっていますね。
まぁ、家の中でこっそり飲んでる人とかはいますが、二十歳になるまではコンビニとかでお酒は買えないし、レストランでもお酒を飲むことはできません。
↑だからこんなマークがコンビニのレジに貼ってあったりしますよね。
これは「未成年者飲酒禁止法」と言う法律があって、二十歳未満の飲酒はもちろんお店も販売したり、レストランなどで提供したら違法になってしまいます。営業停止・罰金です。
ところがニュージーランドの場合、ちょっと事情が違ってきます。
その事情の違いというのは未成年でもレストランや自宅でお酒を飲むことが許されているんです。
と言っても年齢制限がないわけではなくて「ある条件をクリアすれば」飲むことができます。
その条件って何だと思いますか?
この条件かなり緩いルールです。いったいどんなルールなんでしょう?
ニュージーランドにはSale of Liquor Actという法律で18歳未満はお酒を買うことができません。
これは年齢が18才なのか20才なのか、年齢の違いはありますが日本と同じです。
年齢確認が義務づけられていて、未成年だったり、年齢を証明できなければお店は売ってはいけません。
ところが上でも書いた「ある条件」をクリアするとニュージーランドでは未成年でもお酒を堂々とレストランや家で飲んでもいいんです。
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その条件。いったいなんでしょう?
- 結婚式や年末年始など「飲んで良い日」が決められている
- 身長と体重が一定以上なら飲んでも良い
- 親が買い与えたら飲んでも良い
- お酒に酔う酔わないのテストをクリアすれば飲んでも良い
さて何番だと思いますか?
正解は
This photo was originally taken by bill barber
親が買い与えたら飲んでも良いです。
たったそれだけです。
正確には「認められた保護者」でも良いんですけど複雑な話になっちゃうので、ここでは触れません。
日本だったら、お父さんお母さん、子ども2人(15歳10歳)の4人家族がレストランに行って、お父さんが「ビールジョッキで4杯」と頼んだらお店は「お子様へのビールの販売はできません」と断らないといけません。
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ところがニュージーランドの場合、お父さんお母さん、子ども2人(15歳10歳)がレストランに来て、両親が「ジョッキ4杯」と頼んだらお店は提供しても良いんです。
子どもたちは堂々とお酒を飲めちゃうんです。
ただし子どもが注文したら、日本と同じでアウトです。
This photo was originally taken by Edwin Land
細かい話はここでは書きませんが、もちろんすべての飲食店でこれが適応されるわけではありませんので注意です。
ただ普通のレストランであれば、ほぼすべてのお店で親がお酒を買い与えたら、子どもの飲酒が許されています。
お店でなくて家の場合は、親が買って親が「飲んで良いよ」と言えばもちろん飲んでかまいません。
つまり、全責任は親にあるわけです。
日本とニュージーランドの「責任」の違いが見える
ニュージーランドは「売るまではお店の責任」「売ったあとは買った人の責任」と責任がすごく明確です。
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親がレストランで子どもに一杯飲ませて、子どもが急性アルコール中毒になって亡くなってしまったら。
それはお店の責任です。お酒を売る際に「(年齢関係なく)泥酔している人には売ってはいけない」という法律があるんです。売ったことがバレた場合、お店は200万弱円の罰金を払わなければいけません。
ある意味、パキッと責任の所在がハッキリしている気がしませんか?
日本の場合「売ったあとは誰の責任?」になっています。
お酒の売り方1つ見ても、ニュージーランドと日本の違いがすごく出ている気がしますね。