羊が一瞬で丸裸!日本の老舗企業が発明に大貢献

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羊の毛刈りと言えば、人間にとっても羊にとってもけっこうな重労働です。
羊にとっては人間に押さえつけられて、わけのわからない怖い音がするもの(バリカン)で毛を刈られてしまいます。

そんな重労働を解消する画期的な方法があるんです。
それはタイトルの通りなんですけど「羊を一瞬にして丸裸にしてしまう」です。

通常の毛刈りがどのくらいかかって、この一瞬で丸裸にしてしまう方法がどんなものか紹介していきます。

目次

羊の毛刈りは時間がかかる

毛刈りをするのは相当な人間にとって重労働です。嫌がる動物の毛を刈るわけですから。
羊1頭の毛をキレイに刈るには相当時間がかかります。初めてだと1時間以上、慣れてる人でも2ー3分かかるそうです。

ちなみに世界記録は45秒41でオーストラリア人が持っています。

もちろんこの間、羊はすごいストレスを感じているそうです。
上の動画の羊はまったりしてストレスを感じているようには見えませんけどね。

それに逃げようと動いたときにバリカンで怪我をしてそこから細菌が入って最悪しんでしまう羊もいるそうです。

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そこであるアイディアを思いついた人がいます。

まさかの方法で羊を丸裸に


そのアイディアとは、羊の毛の成長を一瞬止めて、毛が切れたところで洋服を脱がすように毛を脱がせたら良いんじゃないか?というものです。

実はこのアイディア、友だちも同じことを言っていました。

この毛生え薬ならぬ、毛の成長止め薬を開発したのは1986年にノーベル医学生理学賞を受賞したアメリカの生化学者スタンリー・コーエン。彼が発見したEGF(Epidermal Growth Factor)は、注射をすると毛の成長を一時的に止めてしまいます。

そしてその止まったところで一度毛が切れますが、薬が体内からなくなれば再び毛は伸び始めます。
1ヶ月くらいするとその切れ目が体のオモテに出てきて、服を脱がせるように全身の毛を脱がせることができてしまうわけです。

ところがこの薬ものすごく高価なもので1頭あたり150万円もしました。

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どんなに毛を簡単に取れるとしたって1頭150万円では採算が取れません。
そこでオーストラリアの企業が日本の醤油メーカーヒゲタ醤油に「ある依頼」をしました。

ある依頼とは

ヒゲタ醤油は創業1616年、なんと400年も歴史がある老舗の醤油を作る会社です。

なんで醤油メーカーとEGF(毛の成長を止める薬)が繋がるのでしょう?

醤油と言えば豆から醤油を作るわけですが、その醤油造りで「タンパク質の培養」の研究を長年ヒゲタ醤油はしています。
そこにオーストラリアの企業は目を付け、EGFを大量に安いコストで培養することはできないか?と持ちかけたわけです。

そして研究の結果、EGFの培養に成功。
1頭あたり100円にまでコストを抑える大成功を収めました。

どうやって毛刈りをするのか

やっぱりどうやって毛刈りをするのか気になりますよね。Youtubeで動画を見つけました。

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そして待つこと1ヶ月。
あとは映像のままなんですけど、掴まえて毛を刈ると言うより、毛を脱がせるだけ。あっという間だし、すごくキレイに毛が取れます。

毛刈りもやってみたいけど、これもやってみたくないですか?面白そう!

ニュージーランドあんまり関係ない話じゃ…

この話。正直あんまりニュージーランド関係ない話なんですね、実は。
でも、羊の国ニュージーランドと言うことで、良しとしてください。

一応ニュージーランドでもこの新技術が使われてるか調べてみましたが、残念ながらそういった情報は見つけられませんでした。

どなたか知っている方がいたら教えてください。情報お待ちしています。

それにしてもすごい技術ですよね。
これをうまく応用したら人間の脱毛とか、その逆の育毛増毛技術が大きく変わるかもしれませんね!

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この記事を書いた人

元NZ在住40代男性。大阪在住。2005年からニュージーランド15年、カナダで1年の生活を経て2022年に日本帰国。ブログ運営が仕事。

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