2013年度版”母として生きやすい国”ランキング発表

毎年Save the Childrenが行っている「Mothers Index」の2013年度版が母の日にちなんで昨日、発表になりました

家族を築いていく上で、「女性にとって母親にとってどれだけ安心して子どもを産み育てていけるか」は非常に大切な要素になってくると思います。

出産時の母子の命のリスク、その後の子どもの健康状態などなど、状態が良いに越したことはありません。

去年、ニュージーランドはこの調査で英語圏としては1位、全世界でも4位という非常に良い結果でした。
ちなみに日本は30位でした。

今年はいったいどんな結果だったのでしょうか。

Mother’s Index 母として生きやすい国ランキングの評価基準

「母として生きやすい国」のランキングは以下の5つの項目を数値化して、ランキング化したものです。

  1. 出産に伴うリスク
    妊娠し、出産に至るまでの母親が亡くなってしまうリスクを数値化したものです。数字が大きい方がリスクは少ないという評価になっています。
  2. 5才までの子どもの死亡率
    数値は5才以下の子どもの死亡率が1000人当たり何人かで決められます。
  3. 受けられる教育の年数
    主に義務教育までの数値っぽいんですけど、若干よくわからない数字が出ていました
  4. 年間国民総所得(GNI)
    1990年代後半から使われている経済活動の指標とされる数字
  5. 女性の参政率
    女性の政治参加率が多く認められている国はその分女性の声が国政に反映されやすいと言うことです

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去年と大幅に変わった評価基準

今年の評価基準と去年の評価基準はかなり違うものでした。

去年の場合は

  • 出産時のリスク
  • 助産婦・医師の立ち会いによる出産
  • 現代的な避妊具の使用率
  • 女性の平均寿命
  • 出産に伴う産休の日数や待遇
  • 男女の収入比
  • 女性の参政率
  • 5才までの子どもの死亡率
  • ○子どもの就学率

ところが上でも紹介したとおり、これらの大半はカットされて、太字の3つの項目と○が付いた1つの形が変わったもの、さらに何だかいまいちピンと来ない数字「国民総所得」というものが加えられました。

ということは今年の評価では、女性が社会に出たときに受けるであろう「出産に伴う産休の日数や待遇」は完全に無視された結果になっているわけです。

2013年の結果はいかに

ということで、評価基準が大きく変わったことで去年の結果とは大きく変わるものになっています。

そうなんです。
ニュージーランドは大幅ダウンでまさかの17位です。日本はほぼ同じでした。

去年の結果と見比べてみると、前回と同じ調査結果の部分は「出産時のリスク」が3800から3300に落ちている意外はほぼ同じ数値でした。
今回の結果の悪さは「出産時のリスク」と今一よくわからない数字「国民総所得(GNI)」が大幅に低いことが挙げられると思います。

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This photo was originally taken by kudaker

個人的にはこう思う

調査の結果は、どこを切り口にするかで大きく変わるんだなーとすごく思いました。

しかも今回の結果は英語でMother’s Index、日本語だと「母として生きやすい国ランキング」なわけですけど、「母親」としての考慮はほとんどないように思えました。出産のリスクと女性参政権のみです。
以前のような「出産に伴う産休の待遇」は女性として、母親として生きて行くには大きな要素に思えてなりません。
それが外されているのは何でなんでしょう。

それに教育の年数も謎です。
日本が「15.3才」ニュージーランドは「19.7才」って完全にわけがわかりません。
日本の義務教育は15才まで。ニュージーランドは16才の誕生日までです。何を持って日本が15.3才、ニュージーランドを19.7才にしたんでしょう。

ランキングの数字だけ見れば英語圏で1位世界4位だったのが、英語圏で2位世界17位に落ちたことは「大幅なランクダウン」に思えるんですけど、調査の対象が的外れに感じるので、そんなに悲観するではないのかもしれません。

何だか微妙な調査結果でした。

もっと詳しい情報はこちらをどうぞ

State of the World's Mothers – Save the Children

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