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ニュージーランドに住んでいると、日本人の「年齢」に対する考え方と、ニュージーランド人の「年齢」に考え方の違いに驚かされることがよくあります。
以前にも、ちょっと紹介したニュージーランドとアメリカを舞台にした映画「世界最速のインディアン」が典型的な例なんですけど、多くのニュージーランド人は「年を取る」ことにネガティブな考えを持っていません。
前向きな気持ちになれる。NZ好き必見な映画”世界最速のインディアン”
今日はそんな自分自身が感じる「日本とニュージーランドの年齢に対する考え方の違い」を紹介します。
年を取るって悪いことですか?
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例えばもし日本で「世界最速のインディアン」に出てきたおじいちゃんみたいに「僕が作ったバイクが世界最速だと証明するためにアメリカに行くんだ」って言い出したら、どんなことになるでしょう。
「いい年してそんなことしないで」とか「子どもの私が恥ずかしい」とか「怪我したらどうするの?」「他の同じ年齢の人はもっと落ち着いてる」と言った年齢や周りの目を気にして、行動を抑制する意見が圧倒的に多く出ると思います。
それとは別で日本人は年を取りたくない!と思っている人が本当に多くないですか?
「若い方が良い」っていう考えが強いです。
「30になりたくない」「もう35才」、「50にもなってそんなことしたくない」などなど、年齢で「やっていいこと」「やってはいけないこと」を分けて「いい年して何やってんの」とか、逆に若い子は「お前はまだ若いからまだ早い」とか、とにかく年齢で行動を制限しようとしています。
Age is just a number
ところがニュージーランドの場合は違います。少なくとも自分の周りにいる人たちは違います。
年齢なんて気にせずに自由に生きている人が本当にたくさんいます。
「Age is just a number 年齢なんてただの数字だからね」って自分がニュージーランドに来てから何回聞いたことかわかりません。
本当にポジティブです。
例えば英語にはこんなことわざみたいなものがあります。
Age isn’t important unless you’re cheese.
年齢なんて重要でない。もしあなたがチーズじゃなかったらね
とか
Age is like fine wine….it gets better with time !!
年齢は美味しいワインみたいなもの。時と共に美味しくなる
あとは
Age is a matter of mind and if you don’t mind it doesn’t matter !!
年齢は気持ちの問題。もし気にしないなら、年齢なんて関係ない
というのがあるほどです。
だから例え60才70才80才になったお年寄りが、日本人の目で見たら「いい年してなにバカなことやってんだ」という事を平気でやります。
70才で新しい彼女を作って結婚したり、定年になったあと家など私財を全部売り払って夫婦水入らずキャンピングカーで放浪の旅に出ちゃったり、一攫千金!と言って金属探知機を買って金鉱を探す人もいます。これら全部、実際に会って話をした人たちです。
自分もこうありたい
もちろん日本にも「年齢に制限をかけるなんておかしい」と思っている人もいると思います。
でも、少なくとも自分の周りにはそういう雰囲気がけっこうありました。ニュージーランドのそういう世間の雰囲気が少ないところは、自由な感じがして、生活をしていて気持ちがいいものです。
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それにチーズだって、ちゃんとした原料を使ったり、管理をしなければ時間が経ったとき熟成しないで腐ったり、風味が落ちたりします。逆に熟成して美味しいチーズを作るには材料とか、熟成方法をキチンと管理しなければいけません。
人間もきっと同じはずですよね。
どうせ年を取るなら、上の写真のようなチーズになれるよう頑張りたいと思います。そしてニュージーランドには美味しいチーズになれる環境があると信じています。
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