ワイングラスの選び方 (1):ワインは五感で飲むもの

ニュージーランドのワインは本当に美味しいものばかりです。

ニュージーランドには安いワインでもそれなりに美味しいものがいっぱいあるので、あまりにも身近に感じてしまい過ぎて、「ワイングラス」に気を向けない人もいます。
また日本だとワインは普段飲まないものだから、どんなグラスで飲んだら良いのかわからない人がけっこういます。

自分も実際よくわかっていませんでした。今も偉そうなことは言えませんけどね。

以前知り合いの子がマグカップにワインを入れて飲んで、「なにで飲んでも俺にはわからないし」なんて言っていたのを聞いたとき、「わからない」のではなくて「わかろうとしていない」んだろうなと思いました。

そんな言い方しちゃいけないのかも知れませんけど、なんかその無関心さでなぜかこちらが悲しい気持ちになりました。

そんなこんなで、日刊ニュージーランドライフ的ワイングラスの選び方をご紹介します。

とは言っても、まずなんでワイングラスでワインを飲むのか、その辺から今回は紹介したいと思います。



This photo was taken by Smaku

なんでワイングラスで飲むと美味しいの?

それはもちろんワインを美味しく飲むために何百年にもわたって考えられてきた形があの形だからです。

ワイングラスはただワインを飲むために作られたのではなく、五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)で楽しみながら、ワインを飲むために作られてあるんです。

注ぐ音がよく聞こえる

鈴や風鈴の形と似ていると思ったことないですか?
実はあの形は、ワインを注ぐときに「トクトクトク」という音が良い具合に響くように作られています。

そうすると飲む前から耳でワインを楽しむことができるわけです。

色がよく見える

注がれたら、次に気になるのは色。

ワイングラスは基本的に透明なグラスを使います。陶器でできたものや、色が付いたワイングラスはほとんど見かけません。


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太陽やライトに当てて光を透かしてみると、ワインの色がよく見えます。
赤ワインは熟成するほど紫っぽさが抜け、赤みが増して赤褐色になります。白ワインは若いワインは仄かな緑を感じたりしますが、黄色(黄金色)に熟成すると変わっていきます。
本当に色を見るときは、テーブルクロスなど白の背景を使ってみます。そうでないと色がちゃんとわかりませんからね。

そういう違いは陶器や色つきガラスではわかりません。

そうやってワインの色を目で楽しむことができます。

ワインの質感が伝わってくる

太陽やライトに透かして色を見たら、次はワインの質感。

ワインをグラスの中で回したとき、グラスの縁に残るワインを見ると、そのワインの粘度がわかります。サラッと流れるのか、少しとろみがあって、グラスに残るのか。

この粘りけは一般的には粘度が高いとコクがあり、高級なワインとされています。

粘度は手で触る触感ではありませんが、目で触れる感覚、触覚を刺激してくれます。


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匂いを逃さない

まずあのチューリップのような形が、グラスの中にワインの匂いを閉じ込めます。
また飲むとき鼻が少しグラスに入ることで、その溜まった匂いを嗅ぎながらワインを飲むことができます。鼻が低い人はグッと突っ込んで鼻の穴を広げてみてください。

グラスに注いだ瞬間の匂い。
ワインをクルクルッと回したあとの匂い。
2杯目3杯目。
同じワインでも毎回匂いは違うので、それらの匂いを十分に味わうことができます。

総合的に味を楽しむ

「味」だけでみたら、ワイングラスから出て口で味わうものなので、グラスは関係ないように思うかもしれません。

ただ適温に保つ(温めない)ために足がついています。
足を持つことでグラス自体を持たず、手の温度でワインを温めないようにしています。
それは結果的に「味」を守るためことに繋がります。

また上で紹介したの聴覚・視覚・触覚・嗅覚で十分に楽しんだワインを口の中で味わうには、やっぱりこのワイングラスの形が必要なわけです。

ということで

ということで、少し長くなりましたが、今回はワイングラスで飲む理由みたいなものを紹介しました

次回は「ワイングラスの選び方」を紹介します。

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