史上初の性転換女性議員を生んだ国ニュージーランド

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ニュージーランドの人たちはいろんなことに対して「こうあるべき」というものがありません。
良い言い方をすれば「型にはまらない」、悪い言い方をすれば「やりたい放題」です。

そんな国民性のためか、ニュージーランド人は世界で一番最初に何かを成し遂げることが多いように思えます。

そして今回紹介するのは、その寛容な国民性だから生まれたかもしれない「史上初の性転換女性議員」の話です。

生まれてから政治家になるまで

世界で初めて性転換をした女性議員、つまりもともと男性で女性に性転換した議員の名前はGeorgina Beyer(ジョージナ・ベイアー)と言います。1957年にウェリントンで生まれ、生まれたときの名前はGeorge Bertrandでした。女性になって改名したんですね。

彼(彼女)は16才で高校を中退、その後17才で女性としてカミングアウトしました。その後オーストラリアで売春やストリップをするなどして生活していたそうです。

1984年、27歳の時に性転換手術を受けて女性として生まれ変わったあとは、売春やストリップなどから足を洗い映画女優などを経験しキャリアアップに努め、その努力が実ってウェリントンから約90キロ離れた人口7,000人の街カータートンでラジオの司会などをしていたそうです。


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史上初の性転換した政治家

政治の世界に興味を持ち始めっていたジョージナは、1995年にカータートン市長の市長選に立候補し見事当選しました。

この瞬間、彼女は世界初の性転換した市長になり、2000年までの5年間カータートンの市長を務めました。さらには1999年から2007年までは国会議員も勤め、世界発の市長だけでなく世界初の性転換した国会議員にもなりました。

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政治家としては性同一性障害を理由にした差別を禁止する法律の成立に貢献したり、性同一性障害に対して社会の受容を求めた公演などを行い、2007年に政治家としての活動は幕を閉じました。

波瀾万丈な人生

彼女は子供の頃、両親の離婚再婚問題などでかなり振り回されたらしく、高校を中退したあとはすさんだ生活を送っていたようです。

そして史上初の性転換をした政治家として華々しく活躍したあとは、なんと政治家を辞めたあと仕事がなく、2010年には生活保護を受けなければ生活できないほどになってしまいました。さらに2013年に慢性腎不全を患い人工透析をしながら、肝臓移植の順番を未だに待っているそうです。

なんかすごい人生ですよね。絵に描いたような波瀾万丈の人生。
日本だったらすぐに出版化されそうなんですけどね。人口450万人の国ではそういう話はあまりないみたいです。

それにしても性転換した人が政治家として選ばれるってすごいことですね。
きっと人口7,000人しかいない小さな村の市長だからこそ、彼女のことを市民が理解しサポートしたんでしょうね。これがオークランドやウェリントンだったら話は別だったのかもしれません。

肌の色や人種、性転換した人、同性愛者といったことを違いを抜きにして、政治やスポーツなどで差別なく平等な社会が作られていくのはすごく良いことだなと思います。自分自身もそういった違いを気にせず、公平な目でいろいろ見ていきたいと思いました。

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