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以前、「ニュージーランド(New Zealand)のジーランド(Zealand)ってどこ? 」という記事で、ニュージーランド(New Zealand)があるなら、Newが付かないZealandがあるのでは?という記事を紹介しました。
今回は同じくNewが付く都市ニューヨークの名前の由来を紹介します。
ニューヨークがあるなら、ニュー(New)が付かない「ヨーク」という都市があるのでしょうか。また「ヨーク」という都市があった場合ニューヨークという名前は、その「ヨーク」にちなんで付けられた名前なのでしょうか。
ニューヨークの名前の由来
ニューヨークは1664年まで違う名前で呼ばれていました。
1614年頃からオランダの植民地となったこの土地は、オランダの首都から名前を取った「ニューアムステルダム」と呼ばれていました。
その後1664年にイギリス人の支配が始まり、ヨーク公(Duke of York)ジェームス・ステュアート(後のイギリス王ジェームス2世)の冠位から名前を取って「ニューヨーク」と名付けられました。
ちなみに「ヨーク公 Duke of York」というのは人の名前ではなく、イギリスの王家が有する公爵の位です。ヨーク公(Duke of York)という冠位がはじめて使われたのは1341年。現在でもその冠位は使われています。
余談ですが1年だけニューヨークがアメリカ合衆国の首都だったことがあります。1789年から1790年までです。その後1800年までフィラデルフィアが首都となり、1800年からワシントンD.C.が首都になりました。
Yorkという地名もある
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イギリスの北部ノース・ヨークシャーには「York ヨーク」という人口21万人の都市があります。
ニューヨークはヨーク公 Duke of York から名前を取りましたが、イギリスのヨーク York はヨーク公から名前を取ったのではなく、Yew Treesという木が名前の由来とされています。

アメリカのニューヨークは高層ビルが建ち並んだ時代の最先端を行く街ですが、イギリスのヨークは中世の城が建ち並ぶ古き良き町です。