スポンサーリンク
熱いものを触った時、とっさに耳たぶを触った経験ありませんか?
触った経験がない方でも、周りの人たち、またはテレビなどで「あつ!」と言いながら、耳たぶを触る人を見たことあるのではないでしょうか。
不思議ですよね。耳を触ったところで火傷が治るわけではありません。でも、どうして人は無意識に耳を触ってしまうのでしょうか。
理由は諸説ある。有力な説は「耳は冷たいから」が多い
熱いものに触れた時、なぜとっさに耳を触ってしまうのか、いろいろ調べたのですが、わかったことは「理由は諸説あって明確な理由はない」でした。
その中で諸説のなかで、多く言われているのは「耳は冷たいから」というものです。
今でこそ「熱いものを触ったら流水で冷やす」が定番になっていますが、昔は各家庭に水道がなく、「火傷したところを冷やすもの」を簡単に手に入れることはできませんでした。
そんなとき使われたのが体の他の部位よりも冷たい「耳たぶ」です。耳たぶを触ることで少しだけ痛みが和らぐのかもしれません。
「何かで見た」から
「耳が冷たいから、熱いものを触った後で耳を触る」という説明を見て「なるほど」と思えましたか?多くの人は「耳、そんなに冷たくないし」「冷たいから触ったわけじゃない」と思ったのではないでしょうか。
スポンサーリンク
その昔まだ水道がなかった頃は「耳たぶが冷たいから」という理由だったかもしれません。でも今はそんなことしなくても、蛇口から出る水はそれなりに冷たいし、冷凍庫から氷を出せば、さらに冷たく冷やすことができます。
では、なぜ熱いものを触った時、「そんなに冷たくない耳たぶ」を触るのでしょう。
それはテレビやドラマ、また周りの人が熱いものを触ったあと木に耳を触っているを見たからです。その結果、頭の中で「熱いものを触る=耳を触る」という紐付けができたと考える人もいます。
「熱い物を触った」ときの正しい処置は
最後に熱い物を触るなど、火傷をしたときの正しい処置方法を紹介します。
- すぐに冷やす
- 水道水で5-30分。痛みが治まるまで。冬で水が冷たすぎる場合は温度調節を
- 広範囲の場合はお風呂などでシャワーを使う
- 氷・氷水を直接幹部に当てない。当てる場合は間に布を
- 冷やしすぎない。凍傷になるかもしれないので
- 衣服の上から火傷した場合は脱がずに着たまま冷やす。水ぶくれや皮膚が剥がれる可能性があるので
- 指輪などの装飾類は早めに取る。腫れてしまう可能性を想定して
ちなみにここで紹介している方法は「一般的な処置方法」です。
手のひらよりも大きい広範囲の火傷や、皮膚の色が赤ではなく白くなったり黒くなるような火傷、低温火傷の場合はこの方法では対処できないので、必ず医師と相談して対処しましょう。
Google等の検索エンジンで「電話 医療相談」と検索すると、全国対応の医療相談や各自治体が運営する電話医療相談を見つけることができます。