【実体験】キエーロは生ごみを入れても本当に土が増えない?

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「ニュージーライフ」はちょっと変わった名前「のある暮らし」に名称を変更しました。
日本に帰ってきて、ニュージーランドに住んでいない自分にとって「ニュージーライフ」という名前は違和感しかなく、再開をするこのタイミングで名前を変えてます。
▶︎ ブログの名前を変えました。その理由と意味 | のある暮らし

キエーロを始めてみようと思った時、どこかのブログでこんな記載がありました。

キエーロはバクテリアが生ごみを分解するから土の量が増えません。

でも、本当にそんなことあるのでしょうか。今回は自分自身の体験をもとに「キエーロは本当に土が増えないのか」を記事としてまとめていきたいと思います。

目次

土が増えないのは半分本当。でも半分は誤り

結果だけを書いてしまうと「半分本当で半分誤り」が正解です。
なぜ半分本当で半分誤りなのかというと、分解スピードと埋める生ごみの量によるからです。

生ゴミの分解速度よりも多くの生ごみが土に投入されると、分解できない生ごみの分だけ日々土が増えていきます。反対に分解速度よりも少ない生ごみを土に入れていくなら、土が増えることはありません。

そして分解速度はその時の季節(気温)が大きく左右します。

夏はバクテリアが活発で土は増えない

バクテリアは気温が高い方が活発に活動します。そのため真夏の暑い時期はバクテリアの分解速度がとても速いです。真夏の気温が30度を超える日の分解速度は驚くほどです。

我が家の場合、ある週の生ごみの量は2.5kgでした。そして2.kgものゴミが毎週跡形もなく分解され消えてしまいました。

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例えば生ゴミを土に埋めて3日もすればほとんどの生ごみが土に還って消えてしまいます。なかなか分解されにくい鶏肉の皮と周辺の脂の部分でも1週間もあればほとんど分解されます。

そのため真夏の間は嘘みたいに生ごみが分解されるので、まさに名前「キエーロ」の通りゴミが消えていきます。

冬はバクテリアの動きが鈍く土が増える

一方、秋や冬の間は気温が低くなりバクテリアの活動が鈍くなるため、分解スピードは遅くなります。そのため春夏と同じだけ生ごみを投入していくと、分解スピードが追いつかず土が増えてしまう可能性があります。

我が家の場合、秋になり気温が下がり始めた頃から土の量が少しずつ増えてきました。最初プランターの淵から2-3cmのところまで黒土を入れたのですが、10月半ばにはプランターの上まで土が来てしまいました。

淵まで土が来ると生ごみを埋めるために土に穴を掘ったり、土の中に空気を入れる作業が非常にやりにくくなるので、小さな容器を用意し、土を少し移さざるを得なくなりました。

上でも触れた通り週に2.5kgくらいの生ごみが出ます。キエーロの規模にもよりますがそのまま生ごみをキエーロに埋めるなら週2.5kgは多すぎるということです。その場合はバクテリアが分解しやすいように工夫が必要になります。

バクテリアが生ごみを分解しやすくする工夫についてはまた別の機会に記事として紹介していきます。

結論:秋冬やゴミの供給が多いと土は増える

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最後に今回の話をまとめます。キエーロは生ごみの処理を進めて行ってもゴミが増えないというのは本当なのでしょうか。

その答えは

  • キエーロの土が増えないというのは「半分本当。半分誤り」
  • 気温が高い時期はバクテリアの動きが活発でたくさん分解してくれる=土は増えにくい
  • 気温が低い時期はバクテリアの動きが鈍く分解が遅い=土が増えやすい

ということになります。もし土を増やしたくない場合は日々の土の増減をチェックしながら、投入するゴミの量を調節したり、分解されやすいように小さく刻んだり一度冷凍させたものを土に埋めるようにしましょう。

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この記事を書いた人

元NZ在住40代男性。大阪在住。2005年からニュージーランド15年、カナダで1年の生活を経て2022年に日本帰国。ブログ運営が仕事。

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