ビタミンはなぜアルファベットで、Bだけ数字が付くのか

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ある時、ビタミンについてフッと気になったことがありました。

それはビタミンはAから順番にB・C・D・EとあるのにビタミンFやGがなく、いくつか飛んで突然「K」になってしまうことです。

なぜ途中のアルファベットが抜けているのでしょう。

そもそもたまたまAからEまで順番にあるだけ、アルファベット順という考え方が違うのでしょうか。

そしてなぜビタミンBだけB1、B2など数字が付くのでしょうか。

そもそも「ビタミン」とは何か

そもそもビタミンとは何か?について簡単に解説しておきます。

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ビタミンとは何かを箇条書きにすると以下のようなものです。

  • 生物とって不可欠な栄養素の1つ
  • 体内ではほとんど合成されない
  • 食物から摂取する必要がある
  • 水溶性と脂溶性がある

もちろん厳密な話をし始めるともっと細かい定義があるのですが、専門的になりすぎるのでここでは割愛させてください。

ちなみに「ビタミン」と言う名前は、物質の名前ではなく「機能ごとに分類された名前」です。

例えばビタミンAは目や皮膚の粘膜を健康に保ち、抵抗力を強める役割があるもの。

ビタミンBは糖質、脂質、タンパク質を体内でエネルギーにするなど代謝を支える働きをしています。

「仮の名前」としてアルファベットが振られた

ビタミンとは何かをざっくり把握してもらったところで「なぜビタミンにはアルファベットが付くのか」を解説していきます。

もともとビタミンとして発見された物質は2つありました。
そのビタミンは「油溶性 A」そしてもう1つは「水溶性 B」と名付けられました。

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その後、新たに見つかったビタミンは「ビタミンC」と名付けられ、これまで「油溶性A」と呼ばれていたものが「ビタミンA」に、そして「水溶性B」が「ビタミンB」と呼ばれるようになりました。

この時点でビタミンは「A」「B」「C」の3つがあることになります。

その後、新しく発見されたビタミンは正式な化学構造が判明し適切な物質名がつくまで、例外はあるもののABCの順番で仮称として「ビタミン+アルファベット」で呼ばれるようになりました。

以前はビタミンFや、ビタミンQなどもあったそうです。

なぜビタミンFやビタミンQが今はないのか

では、なぜ以前はビタミンFやビタミンQがあったのに今はあまり目にすることがないのでしょうか。

それは「ビタミン」として発見され「ビタミン+アルファベット」で命名された成分の中には、その後の調査の中で「これはビタミンではない」と判明することがあります。

それ以外にも調査が進む中で「ビタミン」の定義が変わり、「ビタミン+アルファベット」で呼ばれなくなくなったり、名前が変わることがありました。

例えばビタミンFと呼ばれた「リノール酸」は冒頭で触れた「ビタミンの定義」の1つ目「人体にとって不可欠なもの」ではなく、人体にとって必ずしも必須なものではないことがわかり、ビタミンFと呼ばれなくなりました。

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なぜ「B」だけ数字が付くのか

では、なぜビタミンBだけ「ビタミン B1」「ビタミン「B12」など数字が付くのでしょうか。

上でも触れた通り、ビタミンとは成分・物質の名前ではなく「機能・役割ごとに分類された名前」です。

例えばビタミンAの場合、レチノールだけでなく、βカロテンやαカロテンなどもビタミンAです。

ビタミンは機能ごとに割り当てられた名前のため、新しいビタミンが発見され「ビタミン+アルファベット」で命名されたものの、のちの調査で「これはビタミンではない=人体にとって必ずしも必要ではない」と判断されると、ビタミンの称号(?)は剥奪されたりするわけです。

それ以外にも物質の役割が明らかになり「ビタミンB」の一種、「栄養素をエネルギーに変えるサポートをする物質」であることがわかると、「ビタミンB2」「ビタミンB5」など「ビタミンB群」として呼ばれることもあります。

もし将来的に調査が進んでいくと、今は1種類しかないビタミンAやビタミンCも「ビタミンA2」「ビタミンC23」など細分化されていくかもしれません。

まとめ

と言うことで今回の話をまとめると

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ビタミンのアルファベットに抜けがあるのは、のちにビタミンでないと判断されたり、ビタミンBの仲間であることがわかり「ビタミンB群」に改名されたから

と言うことでした。

個人的に興味深かったのは、ビタミンはその物質の正式な名前ではなく、人体における役割で命名されていることでした。

そんな雑学を頭の片隅に入れて今後食べ物のみると、また違ったものが見えてきそうです。

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