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この記事ではロシアのウクライナ侵攻のニュースで頻繁に使われる言葉「人道回廊」とは何か?を解説します。
ちなみにこの記事ではウクライナやロシアの情勢を解説する意図はなく、あくまでも言葉の意味だけにフォーカスしています。ご了承ください。
人道回廊とは
人道回廊とは、紛争地域と紛争がまだ行われていない地域を結ぶ「安全地帯」「非武装地帯」の一種。
一言で説明するなら「紛争地で民間人を避難させるための経路」です。
紛争地域と紛争が行われていない地域を結ぶ街道を市民の避難や、医薬品や食料などの支援物資を届けるためのルート(人道回廊)を紛争当事者、または国連などが提案し、紛争当事者同士が合意することで非武装化が行われる。
合意は当事者同士が行うこともあれば、国連などが介入して合意することもある。
人道回廊自体、新しい言葉ではなく冷戦以降の紛争・内戦で人道回廊は設置されてきました。
今回のウクライナ侵攻が大きくメディアで報じられたことで多くの人が目にする・耳にするようになった。
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なぜ「人道」「回廊」なのか
それではなぜ「人道回廊」と呼ばれるのでしょうか。
「人道」は人道主義など意味がなんとなく想像できますが、なぜ「回廊」なのか不思議に思うかたがいるかもしれません。
人道回廊とはもともと英語でHumanitarian corridorを和訳したものです。
Humanitarianとは「博愛の」「人道主義の」という意味です。
「人道」とは「人間として守るべき道」、「人道主義」とは「人間性を重んじ、人間愛を実現し、併せて人類の福祉向上を目指す立場」で、博愛主義と共通する面が多いです。
Corridorとは「廊下」や「通路」、特に「寺院や神社で建物や中庭を取り囲むように作られた廊下」といった意味のほかに、「離れた2つの国や地域などを結ぶ細長い地域」という意味の「回廊」を指します。
情報元:Wikipedia ほか