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この記事では海外移住の情報を調べていく中で出てくる言葉「永住権」と「市民権」の違いを解説していきます。
これから海外に移住したい人、また移住に興味がある人の少しでも参考になれば幸いです。
永住権の定義は国によって異なる
まず初めに知っておいてほしいことが1つあります。
それは永住権は国によって少しずつ定義が異なるということです。
国によって違ってきますが、以下のような違いがあることが多いです。
- 選挙権
- 被選挙権
- 公的な職業に就く権利
- オリンピックの出場権
- 有効期限
例えばアメリカの場合、永住権(グリーンカード)を取得者は、多くの恩恵がアメリカ人と同様に受けることができますが、選挙権がありません。ところがニュージーランドの場合、永住権取得者は選挙の時、投票をすることができます。
また政治家になるために選挙に出たり(被選挙権)、一部の公的な職業に就いたり、その国の代表としてオリンピックに出場できないいといった制限があることも多いです。
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そのほか国によっては永住権を取得しても1年のうち一定期間その国で生活しないと、永住権が剥奪される国もあります。
また永住権の取得方法も国によって異なります。
専門職、高学歴な人たちや、スポーツ選手、アーティストなどが基準を満たせば取得できることもあれば、一定額を国に投資することで永住権を取得できることもあります。
またアメリカは抽選という「運任せ」な方法もあります。
そのため「永住権と市民権の違い」を一言で比較するのは難しいのですが、1つだけ国が違っても共通して違う永住権と市民権の違いがあります。
永住権と市民権の決定的な違い「国籍」
永住権と市民権の違いで、1つだけどの国にも共通することがあります。
それは市民権を取得すると、その国の国籍が与えられることです。
多重国籍を認めている国の国籍を持っている場合はまったく問題ないのですが日本人の場合、日本国籍以外に国籍を持つことが認められていません。
そのため日本人の成人が他の国で市民権を取得するということは、市民権を得た国に帰化する、つまり日本国籍を手放すことになります。
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ちなみに例外として海外で生まれた子供は成人するまで多重国籍が認められています。