日本の国旗と似た国旗はどこの国?

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世界には日本の国旗とほぼ同じデザインで色だけが違う国旗を使っている国があります。

僕は子どもの頃、日本の白ベースに赤い丸の国旗によく似た濃い緑に赤い丸の国旗を見つけて、なぜかテンションが上がったのを今でも覚えています。

この記事ではそんな「日本の国旗に似た国旗」を使っている国がどこの国なのか。またその国の国旗にまつわる話を紹介していきます。

目次

日本の国旗のデザインを知ろう

まず初めに簡単に日本の国旗のデザインについて知っておきましょう。

普段何気なく見ている日本の国旗「日章旗」は旗の縦横比や色、さらに日の丸の位置やサイズ・色などが決まっています。国旗のデザインについては「国旗及び国歌に関する法律(平成11年法律第127号)」に記載されています。

では、どの国旗が正しい日本の国旗だと思いますか?

どれが法律に則った国旗か分かりましたか?

正解は「B」の国旗です。

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「国旗および国家に関する法律」によると国旗は以下のように定められています。

  • 縦横比は縦が2、横が3
  • 日の丸(日章)は直径が国旗の縦の3/5で、位置は中心
  • 色は地が白、日の丸(日章)が紅色

規定に基づいてみていくと、「A」の国旗は横に長すぎ&日の丸が大きすぎです。また「C」の国旗は国旗が正方形なのと、日の丸が縦の長さと比べて小さいので正しい国旗とは言えません。

日の丸(日章)は赤ではなく紅色

日の丸(日章)も色が「赤」ではなく「紅色」であることも注目したいポイントです。「紅色」という色はWikipediaによると「紅花の汁で染めた濃い赤」とされています。

「赤」との違いを比べるための画像を用意してみました。

※閲覧している端末の環境で色味が違うことがあります。ご了承ください。

印刷で使われる赤はCMYKが0, 100, 100, 0、紅色と比べると明るい色をしています。紅色はもっと濃い色をしています。紅色はCMYKやRGBなどで統一した規定がなく、サイトや書籍で違う数値を使っています。

Wikipediaには「CMYK:14, 98, 63, 0」と記載されていましたが、色見本のサイトではもう少し暗い色が指定されていました。

日本の国旗の紅色(赤)と白に意味はある?

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日本の国旗の紅色(赤)と白に意味はあるのでしょうか。
日本の国旗は「日章旗」、「日章」とは太陽をかたどった意匠、つまりデザインです。そのため紅色(赤)は太陽を象徴すると言われています。

また紅白は日本の伝統的な配色で、めでたいものとされています。また赤は博愛と活力、白は神聖と純潔を意味するとも言われています。

ただ具体的な起源については諸説あるため、ここでは深く触れません。

情報元:日本の国旗|Wikipedia

日本の国旗に似た国旗を使う国はどこ?

前置きが長くなってしまいました。
それでは本題の日本の国旗に似た国旗をどこの国が使っているのか紹介していきます。

バングラデシュ

日本の国旗に似ている国といえばバングラデシュを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

バングラデシュの国旗は濃い緑色に赤い日の丸のような丸があるので、日本人なら一度見たら忘れないデザインです。

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「日本の国旗の色違い」に見えるかもしれませんが、よく見ると真ん中の赤丸が少しだけ左に寄っています。円の中心点が5%左にあります。

少しだけ左に寄っている理由は、実際に旗として掲げたとき、旗の右側を固定すると少し左にずれていた方が、円が中心に見えるからです。

「旗の画像」として見ると違和感があっても、掲げられた旗を基準に考えると非常に理に適ったデザインとなっています。

旗の赤と緑の意味は何?

畑で使われている色の意味は「赤が昇りゆく太陽」と「独立戦争で亡くなった人たちの血」を意味し、「緑は豊かな大地とイスラムの教え」を表しています。

日本の旗のデザインに似ているのは意図的

バングラデシュの国旗は日本と似ていますが、これは偶然ではありません。

バングラデシュの国旗のデザインは日本の国旗のデザインを参考にしたことがわかっています。

バングラデシュが1971年に独立したとき、初代大統領のシュイク・ムジブル・ラフマウは国旗を決めるとき、日本の国旗を参考にしたこととその後の娘の証言で明らかになっています。

当時、日本が農業国から工業国に発展を遂げており、バングラデシュもそうなりたいという願いが込められたとか。

ちなみにこの旗のオリジナルには赤い円の上に金色でバングラデシュの地図が描かれていましたが、旗が翻ったとき正しい地図を維持することができないなどの理由で削除されました。

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情報元:バングラデシュの国旗|Wikipedia

パラオ共和国

2つ目の日本の国旗と似た国旗を使っている国はパラオ共和国です。

1981年から使われているこの国旗は青が太平洋の青であり、自分たちの位置する場所、また外国の支配から独立した変遷を表しています。

黄色の円は満月を表し、平和や愛、平穏などのシンボルと言われています。

旗の青と黄色について規定があるのか調べましたが、細かい規定は見つけられず、縦横比や円の大きさ、位置の指定があるだけでした。

ちなみにバングラデシュ同様、円の中心は少しだけ左にずれおり、このズレについて「日本の国旗を意識して」「敬意を払ってずらした」などの説がありますが、そういったことはないと制作者は明かしています。

またデザイン自体が日本の国旗に似ていることも「関係ない」としています。

情報元:Flag of Palau|Wikipedia

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この記事を書いた人

元NZ在住40代男性。大阪在住。2005年からニュージーランド15年、カナダで1年の生活を経て2022年に日本帰国。ブログ運営が仕事。

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