スポンサーリンク
卵を割るとき、妙に殻が薄い卵があったかと思うと、反対に妙に分厚くて上手く割れない卵があります。
先日買ってきた卵は1パックほとんどすべての卵の殻が薄かったので、卵の殻の厚さには何か原因があるのかも?と思い、いろいろ調べてみました。
卵の殻が薄いと「この卵悪くなってるかも」と思う人もいるようですが、それはあっているのでしょうか。それとも卵の殻の強度と卵の鮮度は関係ないのでしょうか。
卵によって殻の厚さが違う理由は何?
先日、卵を買って割ろうとしたところ、「コンコン」の最初の「コン」で卵が割れてしまい、そのままキッチンの流しに卵の中身が出てしまったことがありました。
そのときはその卵が入ったパックの卵はどれも殻がものすごく薄く割れやすいものばかりでした。
そうかと思えば、それから1週間後くらいに買った卵は「コンコン」では割れないことも。
卵の殻は工業製品のように同じ厚さ・同じ強度というわけには行かないのはわかっているのですが、不思議でなりません。
そこでいろいろ調べてみると3つの理由が挙げられるようです。
スポンサーリンク
- 鶏の年齢
- 餌の影響
- 気候の影響
では、これら3つの卵の殻の厚さを決める要素を深掘りしていきます。
鶏の年齢によって殻の厚さが変わる
1つ目の卵の殻の厚さ・強度を左右する要因は鶏(親鳥)の年齢です。
若鶏は卵の殻が分厚くなりやすく、成長するにしたがって卵の殻は薄くなります。
なぜ若鶏のほうが卵の殻が厚く、成長するに従って卵の殻が薄くなるのか。それは風船の原理と同じようです。風船は小さいと分厚く、大きくすればするほど薄くなります。

鶏は成長するに従って大きな卵を生むことができるようになります。その結果、卵の殻は薄くなりがちです。ところが若鶏が産む卵はサイズが小さく、殻が厚くなる傾向があります。
餌・飼料によって殻の厚さが変わる
卵の殻の主成分は炭酸カルシウムです。成分全体の9割を占めています。
スポンサーリンク
炭酸カルシウムでできているものといえば、卵の殻以外に同じ「殻」の字が付く「貝殻」や珊瑚、大理石などが挙げられます。またチョークも炭酸カルシウムで作られています。
そのため鶏の飼料にはカルシウムを加えているのですが、そのカルシウムが少ないと卵の殻は薄くなりやすいです。
気候によって殻の厚さが変わる
鶏も人間と同じで、暑いときは水を飲む量が増えたり、その反対に餌を食べる量が減ってしまいます。そのため夏は殻が薄くなる傾向があります。
反対に冬は水を飲む量が減り、餌をたくさん食べるようになるので殻が固くなる傾向があります。
卵の殻が薄い・弱い原因は品質や鮮度と関係ない
ここまで読んでいただいてわかるとおり、卵の殻が薄いのと、その卵の品質・頻度は関係がないことがわかりました。
もちろん何らかの理由で卵に傷が付いて、そこから卵が割れやすくなっている可能性もあります。そのため思った以上に簡単に割れてしまった卵は注意が必要です。
卵はもともと抗菌性が高く、一説によると冷蔵庫に入れた場合4ヶ月くらい、常温でも2ヶ月くらい保つのですが、傷が付いてしまうとあっという間に腐ってしまうことがあるからです。
スポンサーリンク
卵がいつもより簡単に割れたときは白身・黄身ともに見た目や匂いに問題ないか確かめましょう。