緑のキウィと黄色いキウィの違い

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キウィフルーツは一般的に2種類のキウィが市場に出回っています。果肉が緑色のキウィ「グリーンキウィ」と果肉が黄色の「ゴールドキウィ」です。

この2つのキウィ。色が違うだけで他は同じなのでしょうか。それとも何か具体的な違いがあるのでしょうか。気になったので調べてみました。

ちなみに細かく書き始めると、もっと色々あるのですがマニアックになりすぎるので「大まかな違い」を今回比較しています。

目次

見た目・外観が少し違う

グリーンキウイとゴールドキウイは果肉の色だけでなく、外見も少し違います。

うぶ毛の違い

グリーンキウイとゴールドキウイは「うぶ毛」が違います。グリーンキウイはうぶ毛が多く、グリーンキウイがあった場所には茶色のうぶ毛がパラパラと落ちています。

ゴールドキウイはうぶ毛はほとんどありません。

皮が違う

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ゴールドキウイとグリーンキウイは皮の厚さが違います。ゴールドキウイの方が薄いです。グリーンキウイも熟せば薄くなりますが、ゴールドキウイほど薄くなることはありません。

日本ではあまり食べる人がいないかもしれませんが、キウイは皮も食べようと思えば食べれることができます。皮を食べるときグリーンキウイは皮が少し分厚いので食べると最後まで皮が口の中に残ります。

イエローキウイは皮が薄いため口触りがグリーンと比べて良いです。

味・風味が少し違う

グリーンキウイとゴールドキウイは味が若干違います。

2種類のキウイを食べたことがある方なら、気付かれた方も多いと思います。味の違いはかなり明らかで、味を覚えればしまえば目隠しして食べ比べても簡単にわかるくらい味が違います。

では具体的にどう違うのでしょう。それぞれの味の特徴をまとめると

  • グリーンキウイ … ほどよい甘味で酸味がある
  • ゴールドキウイ …甘味が強めで、酸味は弱め

栄養素が違う

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文部科学省の食品成分データベースで2種類のキウイの栄養素を比較してみました。

少しずつ栄養素は違うものの、一部大きく違うところがありました。

ビタミンCが多いのはゴールド

1つは「ビタミンC」です。グリーンキウイが100g中に71mg含むのに対してゴールドキウイはその倍の140mgも含みます。

ビタミンCといえばレモンを想像するかもしれません。でもレモン100gには50mgしか含まれません。しかもレモン果汁100g飲むのは大変です。

他にもみかんで32mgです。そう考えるとゴールドキウイの140mgは圧倒的に多いことがわかっていただけるかと思います。

食物繊維が多いのはグリーン

そしてもう1つは「食物繊維」です。ゴールドキウイは100g中に2.6g含みますが、グリーンキウイは4.0g含みます。

2.6gと4.0gの差は大したことないようにも思えますが、食物繊維をたくさん含んでいそうなバナナで1.4gしかありません。

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果物としてはゴールドキウイも食物繊維は多い方なのですが、グリーンキウイの4.0gはかなり多い部類に入ります。

お肉を柔らかくするならグリーン

キウイに肉を漬け込むと肉が柔らかくなるという料理のちょっとした技があります。

この肉を柔らかくするのはアクチニジンというタンパク質分解酵素があるからです。このアクチニジンはグリーンキウイに多く、ゴールドキウイにも含まれますがグリーンと比べると少ないです。

もしお肉を柔らかくしたいならグリーンキウイを使った方が期待した効果を得ることができます。

まとめ:どっちも美味しい

果肉が緑色のキウイと黄色いキウイの違いを比較しましたが、いかがだったでしょうか。

細かいことを考えずに「食べる」だけを考えるなら、甘味が強いゴールドキウイの方が美味しいかもしれません。でも、個人的には酸味が強めのグリーンキウイが好きです。

最後に違いをまとめると

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  • 見た目が違う。グリーンキウイはうぶ毛がある
  • 甘いのはゴールド。酸味が強いのはグリーン
  • ビタミンCが多いのがゴールドキウイ
  • 食物繊維が多いのはグリーンキウイ
  • お肉を漬けるならグリーンキウイ

といった感じでしょうか。

余談ではありますが、キウイの産地として有名なニュージーランドではグリーンキウイの方が安い傾向にあります。ところがゴールドキウイが安く売られることはあまりありません。

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この記事を書いた人

元NZ在住40代男性。大阪在住。2005年からニュージーランド15年、カナダで1年の生活を経て2022年に日本帰国。ブログ運営が仕事。

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