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先日お伝えしましたがニュージーランドは先日の国民投票で「安楽死」が可決されました。賛成票が65.2%、反対票が33.8%でした。
今後、特別票が48万票入って最終的な結果となるのですが、すでに大差がついているため48万票が入っても結果変わることはほとんどありません。
最終的な結果が出るのは11月6日です。
安楽死が可決されたニュージーランドなのですが、どんな人が安楽死の対象になるのでしょう。
日本では安楽死が認められていません。また世界でも数カ国しか認められていないため「安楽死が認められる人はどんな人か」イメージしにくいと思います。
そんな疑問をニュージーランドの新聞社New Zealand Heraldがわかりやすくまとめてくれていたので紹介します。
安楽死が認められる人の条件
まず安楽死は申し出た人、誰もが認められるわけではありません。
現在、以下のように決められています。
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- 18歳以上である
- ニュージーランド国籍または、永住権を取得している
- その病により余命6ヶ月と宣告されていること
- 回復の見込みがないと診断されること
- 耐えがたい苦痛を経験し、治療では軽減できないこと
- 安楽死という選択肢を理解し、自分で判断する能力があること
- 2人の医者から承認をもらえる(もらえた)こと
これらの条件に当てはまる人は今後、安楽死が認められるようになるとのことです。
ちなみに上記の条件の中には「高齢だから」「精神的な病に冒されているから」「障害があるから」といった理由は含まれません。
つまり以下のような人たちは安楽死の対象から外されてしまいます。
- 10才で余命半年と宣言されている人
- 永住権や国籍を持たず、自国で余命宣告されたから安楽死したい外国人
- 精神的に追い詰められて自殺したい人
- すでに意識がほとんどなく自分で判断でない人
どのような流れになるか
実際に余命半年と診断され「安楽死」が適応される状態、またはそれに違い状態になった場合、どのようになるのでしょうか。
まず2人の医師の承認を得る必要があります。
2人の医師の承認を得て、しかるべき確認事項や検査を終えたのち、どのような方法で、いつ安楽死するための薬を投与するか患者が決めます。
- 内服薬を飲むか、注射を打つ
- 自分でやる、医者に頼む
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つまり「2×2」で4つの選択肢があるということですね。
- 自分で内服薬を飲む
- 自分で注射を打つ
- 医者に内服液を飲ませてもらう
- 医者に注射を打ってもらう
また「安楽死する日」は気が変わった場合変更することができますが、その期間は6ヶ月となっています。
施行されるのは1年くらい先に
今回、安楽死が可決されたわけですが実際に安楽死が行われるようになるには1年はかかるそうです。
僕自身、投票する時上記のような症状に当てはまった人が自ら死を選ぶ権利を得ることは良いことだと思ったので「賛成」に票を投じました。
ただ改めて記事を書く中で、安楽死に携わる医療従事者や、患者の家族など多くの人の気持ちを考えると、ものすごく胸が苦しくなってしまいました。
僕自身、医療従事者ではないため今回の安楽死について詳しくありません今後どのように進んでいくのか、医師や看護師たちがどのような気持ちでいるのかわかりません。
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まだ自分の中でいろいろなことが濾過されず、文章に起こすことができませんが、何かのおりを見ながら今後のニュージーランドの安楽死について触れていきたいと思います。