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ニュージーランドは新型コロナウイルスによる国の警戒レベルをこれまでの最大レベル4から、3に引き下げると発表しました。
この記事では、どのタイミングで警戒レベルが4から3に引き下げられるのか、またその後どうなるのかなどの情報をまとめました。
警戒レベル4から3に引き下げられる
警戒レベルが4から3に引き下がるのは4月27日23時59分からです。つまり実質的には4月28日(火)から警戒レベルが3に下がります。
当初の予定では警戒レベル4は4月22日まで続くことが決まっていたので、5日間レベル4が延長になった形となります。
ちなみに以下のグラフが最新の感染者数の増え方を示したものです。
4月20日現在、2日連続で感染者数は一桁「9人」と、感染拡大をかなり押さえ込むことができているのがわかります。

警戒レベル3は2週間おきに、継続するのか・警戒レベルを下げるのか内閣で審議して決めていくそうです。つまり5月11日にレベル3を引き続き続けるのか、それとも警戒レベルをさらに下げてレベル2にするか判断されます。
今後も感染者を探す活動は続き、これまで行われていた街頭でのランダム検査はもちろん、ランダムで企業を訪れ検査を行っていくそうです。
レベル3になると何が変わるのか
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「警戒レベル4」だけをロックダウンだというと思っている方がいますが、レベル3も引き続きロックダウンです。
New Zealand Heraldの記事でも「New Zealand will move to level 3 of lockdown on Monday」と書かれています。
行動制限が若干緩和されるだけで、現状の日本の非常事態宣言より厳しい規制があります。
警戒レベル3については以前別の記事にまとめていますので、詳しくはその記事を読んでいただくとして、ここではざっくりと「レベル3」がどんなものなのか紹介します。
首相のジャシンダ・アーダーンは会見で、レベル4からレベル3に引き下げるのは「ビジネスの制限を緩和するもので、個人の交流(接触)の制限を緩めるものではない」と明言しています。
またレベル3を7つのポイントでまとめていました。
- Stay home 家にいましょう
- Work and learn from home if you can
仕事や学校は家で行いましょう、もし出来るなら - Make your business Covid-19 safe
新型コロナウイルスの感染が広がらない職場環境にしよう - Stay regional
地域を出ないようにしよう - Keep your bubble as small as possible
接触する人と極力減らしましょう - Wash your hands often with soap and cough into your elbow
頻繁に石鹸で手を洗いましょう。それと咳は肘にしましょう。 - if you’re sick, stay home and get advice from a GP and do that quickly. 具合が悪い時は家にいよう。すぐ医者(GP)に相談しよう
もう少し具体性を持たせるとレベル4と3の違いは以下のようになります。
繰り返しになりますが、あくまでも「概要」なので詳細を知りたい方は上記の記事を見ていただくか、ニュージーランドに住んでいる方はぜひUnite Against Covid-19の原文のページをご覧ください。
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- 今まで同居人以外と会うことが許されませんでしたが、家族に会ったり孤立した人を助けることができるようになります。
→ 友達に会うことは引き続きできません - 自宅で仕事ができる人は引き続き自宅で仕事を。
自宅でできない場合は感染を広げないためのガイダンスに従って職場に復帰できる - 飲食店・小売店はオンライン販売や宅配、持ち帰りでの販売が可能に
- 大工など工事関係の人や工場で働く人なども仕事ができるように
- 図書館、マーケットなどは引き続き休業すること
- 屋外でのアクティビティーが解禁に。ただし地元限定
- 学校は15歳までの子供は再開できる。ただし基本は家庭学習が推奨され、両親が仕事の人など家庭学習できない家庭の子供のみ通学可能
- 15歳以上の学生は引き続き家庭学習
- 同じ地域内の移動は制限がなくなるが、別の地域に行くことはできない
- 結婚式や葬式も制限はあるものの行えるように
まとめ:ロックダウンの警戒レベル3について
もう一度今後の動きをまとめます
- 4月27日まで警戒レベルは引き続き「4」
- 4月28日から警戒レベルは「3」に引き下げられる
- 5月11日に今後どうするか発表される
今回の引き下げで一気に気が緩んで、感染を再び拡大するようなことにだけはならないで欲しいです。その辺がちょっと心配だったりします。
感染者数はここ数日一桁です。しかも政府はそれらの感染者の追跡は完璧にできていると発表しています。とはいえ、政府が把握していない無症状の人もまだいるかもしれません。その人たちが第2波を作ることだけは避けなければいけません。
もうレベル4の生活に戻らないよう市民一人一人が再度ルールを見直して、徹底する必要がありそうです。