コラム

ロックダウン10日目。日々の生活で変わったこと、わかったこと

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ニュージーランドは3月25日の23時59分から、国内全土で外出禁止令が発動され、いわゆるロックダウンの状態になりました。今日4月4日で10日が経ちました。

そこで日々の生活で変わったこと、そんな生活を過ごしてわかったことをあれこれと書いてみました。

ニュージーランドのロックダウンで制限されること

まず初めにニュージーランドのロックダウンで制限されることとについて少しだけ触れておきます。

ニュージーランドのロックダウンについて知っている方は読み飛ばしてください。

ニュージーランドは3月23日、全国の感染者数が100人を超え、市中感染がいくつか見つかったタイミングで「2日後にロックダウンします」と宣言しました。

そして26日午前0時から封鎖が始まりました。市民は以下のような制限をかけられています。

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  • 海外からの入国は自国民のみ許可。入国後は14日間の隔離
  • 店はスーパーマーケットと薬局のみ営業可。
  • GP(町医者)は対面診察をやめ、電話またはテレビ電話で診察を行う
  • 飲食店はすべて閉店。テイクアウトやデリバリーも不可
  • 市民は自宅で自主隔離。徒歩圏内での散歩とジョギングなど軽い運動のみ許可
  • 「社会を回すために必要な業種で働く人」以外の通勤は禁止。自宅で仕事をするか、もしくは仕事は休み
  • 学校・幼稚園はすべて休校・休園
  • 飛行機、電車、フェリーは医療従事者など「社会を回すために必要な業種で働く人」のみ利用可能に。バスも市民は基本的に使えないが、自家用車がなく買い物ができない人のみ認められる
  • 旅行者も国内旅行はできず宿泊施設で自主隔離。従わない場合は強制出国もある
  • オンラインでの買い物も政府が指定する店のみ可能
    (郵便の過度な需要と、従業員の感染リスクを抑えるため)

他の国の政策と比べて、感染者が100人程度の状態からかなり厳しい制限が設けられたことがわかると思います。

ただこれによって感染者が増える前に感染経路を断つことで、感染の蔓延を初期段階で封じようとしているわけです。

感染者は日々増えています。
これは封鎖してから10日から14日は封鎖前後で海外から入国した人たちが発症することもあり、政府も「封鎖後10日から14日は感染者は増えることが予想される」と発表しています。

ちなみに4月3日までの感染者数は868人です。

ロックダウンを体験してわかったこと

では、ロックダウンされたことで日々の生活は変わったのでしょうか。ロックダウンを体験してわかったことをまとめました。

少し不便だけど意外と平穏な生活を送れている

感染者数が増え始め、「ロックダウンを2日後に始まる」と宣言された当初はパニック買いが起こり、小麦粉や消毒関連、パスタなど一部の商品が完全になくなる事態が起こりました。

その後、徐々に欠品は減りつつあります。
ただいまだに小麦粉と消毒関連をスーパーで見かけたことがありません。(小麦粉は地域によっては売っているそうです)

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とはいえ買い物は「ひと家族1人のみ」「入店人数に制限がある」などの制限があるため毎回スーパーの前で並ぶ必要があります。僕はロックダウン中に2回スーパーマーケットに行きましたが、平均で40分くらい店の外で待たされました。

ニュージーランドのロックダウンはスーパーと薬局以外のお店が閉まり、さらにオンラインでの買い物もかなり制限され、さらに町歩きもできないので「退屈」だったり「不便」ではあります。

ただそれ以外は意外と平穏な日々を送れています。

家にいれば、とりあえず安全

なぜ意外と平穏な生活を送れているのか?というと考えてみました。

大地震や台風などの災害時は電話やネット、交通などインフラに影響が出たり、住む家にダメージがある、さらに「電気がつかない」「水が出ない」「料理ができない」など生活に支障が生じることもあります。

ところがロックダウン時は家の中にいれば平和そのものです。
普通に電気が付いて、暖房も使えて、水も普通に出るからお風呂にも入れる。ネットも今まで通り使えます。誰かと話したければFaceTimeやSkypeで話すこともできます。

食料も意外と普通に買えて、料理も普通にできるので食事も困ることはほとんどありません。災害時ガスや電気が来なくて料理できなくなることを考えたら「温かいものを食べれる」というのは本当に救われます。

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時間がたくさんある

我が家は幸か不幸かロックダウンに関係なく自宅で仕事をしているので、ロックダウン中も変わらず日々の仕事に追われていますが、周りの仕事に行かなくていい人たちも意外と「暇をする時間」はあまりないようです。

というのも今の時代、外出しなくてもオンラインで映画やドラマを見たり、Kindleの本を読んだり意外と家の中にいてもやれることはたくさんあります。

また「時間があればやってみたい」と思っていたことにチャレンジしてみるいい機会です。

周りでも「子供とみっちり遊んでいる」「ブログを始めた」「Youtube始めた」「普段できない事務仕事をやってる」「会社のホームページをリニューアルした」といった声を聞きます。

生活保障があるのでしばらくは安心

ニュージーランドでは、新型コロナウイルスの影響で仕事が休みになっても給料の80%をもらうことができると法律で定められています。中には残りの20%も支払ってくれる企業もあるほど。

もちろん企業は企業で政府に補助金を申請することで、従業員に払うためのお金のサポートを受けることができます。

また、もし新型コロナウイルスの影響で「明日から来なくていいよ」と解雇されることはありません。あったとしてもそれは違法です。
また本当に解雇になっても正式な手続きを踏んで解雇されるまでお給料をもらう権利があるため、明日から急にお金をもらえなくなることはありません。

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他にも会社員以外、例えばフリーランスの人や個人事業主の人のサポートもしっかりしています。ロックダウンの影響を受け30%以上収入が減る見込みがある人は政府に申請することで約590ドル/週、12週間分のお金をもらうことができます。

実際、僕は補助金を申請をして12週間分、約7000ドル(50万円くらい)をいただきました。

これは「一人当たり」なので夫婦で収入が大きく減ってしまった場合は2人とも申請できます。つまり3ヶ月で約100万円支給される計算になります。

ちなみに我が家は妻の収入は新型コロナウイルスの影響を受けていないため、助成金の申請をしていません。

こういったサポートがあるため、たとえ仕事に行けなくなったとしても収入は減ってしまいますが当面の生活に困ることはありません。

不安・不満がない、コロナ疲れがないといえば嘘になる

僕が住んでいる国ニュージーランドは初期段階でロックダウンしたため、イタリアやスペイン、アメリカ、フランスなどといった感染者数・死者が多い国ほどの緊張感がないのも事実です。

だからこれまで書いてきたような楽観的なこと、「意外と大変じゃないよ」ということを書けるんだと思います。

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とはいえロックダウンされて不安や不安がない、またコロナ疲れがないといったらそれは嘘になります。

ニュージーランドも今は感染者数が少なくても、その増加の流れは決して楽観視できる物ではありません。2週間後1ヶ月後に大変なことになっている可能性だってあります。

それに日本の状況、ニュージーランドの状況、両方を追っているのでコロナ情報に疲れているというのも正直なところです。

外出ができないので「街をうろうろするのが好き」という人にはストレスがたまるだろうし、外食が一切できない・出前も取れないし、ニュージーランドは日本のように「温めるだけで食べれる物」が圧倒的に少ないので「料理ができない人」は大変かもしれません。

また一人暮らしの人は孤独を感じたり、フラットで共同生活をしている人は常に他人がいる生活に疲れたり、家族で住んでいる人の中にはDV(家庭内暴力)が増えて問題になるなど、普段の生活とは違うストレスがあるようです。

「海外在住ならでは」な心配もある

今回のコロナウイルスで心配しているのはニュージーランドにいる自分たち家族のことだけではありません。

日本にいる自分たち夫婦のそれなりに高齢な両親のことも心配です。

というのもロックダウン中はニュージーランドから日本へ行くルートがほとんどありません。

もし日本の家族が新型コロナウイルスに感染、重症化した場合、日本へ戻ることができません。運よく日本へ行く便を見つけても2週間の隔離が必要なため、家族が入院している病院へ行くことができません。

引き篭もりで世界を救えるなら、喜んで引き篭ろう

ニュージーランド警察がちょっと面白いツイートをしていました。

意訳すると

歴史上初めて、私たちはテレビの前で横になって何もしないことで人類を救うことができる。台無しにしないようにしよう

という感じです。

自宅で引きこもりましょう。そして世界を救いましょう。

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masa osada
日刊ニュージーランドライフと日刊英語ライフを主宰しています。 → 詳しいプロフィールはこちら、個人のTwitter @masaosadaには日々の生活を載せています。フォロー大歓迎です。